かわ」 みんなの声

かわ 作・絵:加古 里子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1966年09月
ISBN:9784834000672
評価スコア 4.41
評価ランキング 13,001
みんなの声 総数 36
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36件見つかりました

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  • 会話が弾む

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子4歳

    川だけでなく、ダムからの電気の流れ、
    石の大きさの違い、木材など川に関した仕事など、
    文章に書かれているだけでなく、
    絵からもたくさんの情報があふれ、
    1ページを眺める時間も自然と長くなります。

    特に子どもたちは、川の周りで生活する人の動きが
    気になるようで、「虫捕りしてる」「遠足かな」など
    会話が弾みました。

    投稿日:2019/08/22

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  • 川って・・

    • さるるさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子8歳、男の子3歳

    絵本の講座である先生からお勧めされて早速、購入しました。


    山の奥地から海までの川の流れの絵本です。

    田舎の風景から都会の風景まで、地図帳を見る間隔で息子はじっと見ています。

    絵本の中の建物などの地図記号が表紙・裏表紙に地図上に書かれているのでそれを見比べながら、絵本を楽しむことができるので
    小学生でも十分に楽しめる内容です。

    ちなみに、表紙ができるまでの裏話も聞きました。

    初めはは、表紙に子供の絵は編集者から「いらないのでは??」と言われたのですが、加古里子さんは「どうしても」と言ったそうです。

    なぜかと言うと・・。

    それは、この子供は娘さんたち二人なのだとか。

    投稿日:2011/06/14

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    1
  • 1962年刊行。高い山に降り積もった雪が溶けて流れだし。小川となり、人々の住む村や町を通り抜け、発電所や水田、工業地帯などを通り抜け、大きな川になり、海にそそぐまでを辿る絵本。

    横に細長い画面いっぱいに、風景が広がる。
    余分なものは省き、大事なところがしっかりわかるように工夫されたデザイン。上空から地上を見下ろす視点で、川の様子を眺める。
    川を見ると同時に、人々の暮らしも見る。動植物、建物、道路なども全部見て、それぞれの関わりも眺めてみる。
    総合的に学習し、理解できる。なんの苦も無く、この絵本を何度も眺めるだけで、水の働きと人間の生活がいっぺんにわかってしまう。

    よく考えられた絵本である。
    文章も読者が楽しめるように、いろんな仕掛けがなされている。
    探し絵の機能もある。読者への深い愛情と、子どもの可能性への高い信頼があってこそ、こういう仕事ができたのだと思う。

    ※尚、私が見たのは改訂版。83版から、文章の一部を変更したという。社会事情の変化により、河川がきれいになったからだという。そこまでできる作者と、そこまで版を重ねるほど支え続けた多くの読者があったすばらしさにも感動した。

    投稿日:2022/02/16

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  • 普通に生活しているだけでは、川の役割や海に繋がっていることなどをリアルに知ることはできないので、こういった絵本を通して少しでも実感できたらな〜と思って読みました。

    6歳の娘は細かいところまでじっくりと眺めていましたが、内容を理解できているかというとまだ少し難しかったようです。

    小学生になって地図の勉強をしたあとだったらより深い知識になるだろうと思うのでまた再度時期を見て読んであげたいです。

    投稿日:2021/03/28

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  •  5月2日に92歳で亡くなった絵本作家かこさとし(加古里子)さんが『だむのおじさんたち』でデビューしたのは1959年でした。
     かこさんが33歳の時です。
     子どもの絵本としてはダムというのは結構地味な題材だと思うが、月刊絵本「こどものとも」の編集長松居直さんは「泥くさいが暖かみがある」と採用を決定したといいます。
     かこさんの素晴らしさを松居さんが見抜いたということでしょう。
     そして、それから数年して描いたのが、この『かわ』という絵本です。
     1962年に「こどものとも」に掲載され、1966年に単行本として刊行されました。
     この作品はそのあと2016年に絵巻じたてで刊行されるほど、長い期間にわたって子どもたちに愛される作品になりました。

     「しぜんのできごとは、じゃまでいらないようなことでも、かならずどこかでかかわりあい、たすけあっているのがすばらしい」とかこさんはある文章に書いています。
     この『かわ』という作品こそそんなかこさんの言葉そのもののような気がします。
     「たかいやまにつもったゆきがとけてながれます。」、この言葉からこの絵本は始まります。
     描かれているのは雪が残る山の峰々。
     そこが川の始まりです。
     滝になって落ち、谷川になってくだり、ダムにせき止められ、木々を運び、岩を削り、土砂を動かし、田畑を潤し、人々の営みを豊かにしていく。
     そして、次第に町に流れ込んでいきます。

     川のおわりに「かわはすっかりよごれてしまいました」と書かなければならないことに、かこさんはつらかったと思います。
     だから、最後のページに真っ青な海を描いて、私たちにエールをおくってくれました。
     「ひろいせかいへー」と。

    投稿日:2018/05/13

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  • 普段聞かないような名詞が

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    次々と出て来るので、読みながら子供から質問攻めでした。その質問に対して明確な答えを提示できるようになったらまた読んであげようかなと思いました。さて、この絵本でうちの子供達は海と川の違いをわかってくれたでしょうか…。

    投稿日:2017/06/28

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  • 川の流れ

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    3歳と5歳の子に読みました。
    川の流れが語られます。
    内容はいいと思うのですが、子供たちにはまだそんなに興味が持てる絵本ではなかったかな。単純にかわあそびしている内容のほうが好きみたいでした。
    海につながっているところは印象に残ったようです。

    投稿日:2016/07/25

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  • 知識絵本ですが、解説に終わらない心のこもった絵本だと思います。
    川の出発点の山から海まで、川の大旅行を描いていますが、どのページを開いても、その場所その場所の暮らしの風景や建築物が書き込まれていて、様々な物語を語っているようです。
    半世紀以上前に書かれた絵本なのに現役でいるのは、細部のこだわりによるのでしょう。
    現在では見られない物も味わいをもって受けとることができます。
    表紙の絵が素晴らしいと思います。
    大きな地図をのぞきこむ二人の子どもが、この絵本に重要な役割を果たしていると感じました。

    投稿日:2016/06/05

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  • 川について知る

    しんりきどう、すみやき、しゅんせつせん等、あまり耳慣れない言葉が沢山出てきます。
    1966年初版だけあって、時代を感じる風景もあちこちに。
    これと言って大きな出来事も起きず淡々と語られているので、子供達はあまり興味が湧かないようでしたが、ダムで発電をしたり、川の水が浄水場で浄化されて水道から出てくるといった事を何となくでも知ってもらえたかなと思います。

    投稿日:2016/05/25

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  • 川をしる

    子どもの頃、この絵本をよみました。毎日見ている近所の川がどこからきて、どこへいくのかを知り、おかげで川に興味をもちました。細かく描かれた絵に興味をもってながめているうちに、自然と学んだかんじです。
    大人になって、久しぶりに読んでみましたが、やはり、川を知るにはこの絵本はとってもよいと思います。

    投稿日:2015/05/06

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