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雨ふる本屋」 ママの声

雨ふる本屋 作:日向 理恵子
絵:吉田 尚令
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2008年11月
ISBN:9784494019427
評価スコア 4.23
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みんなの声 総数 12
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  • 大人も楽しめるファンタジー

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子10歳

    久しぶりに、私自身がワクワクドキドキして読みました。

    激しく降る雨の中、ルウ子が駆け込んだのは市立図書館でした。
    そこで、カタツムリを追いかけて着いた先が、雨ふる本屋。
    一歩踏み入ると、そこは先が読めない不思議な世界でした。

    その不思議な古本屋には、これまた不思議な住人がいました。
    フルホンさんと呼ばれている気難しい大きな喋る鳥や、
    妖精使いという舞々子さんに、シオリとセビョーシというふたりの妖精など、
    個性的というか一癖もふた癖もある登場人物に、
    〈雨ふる本〉のつくり方ってなに?
    鳥の男の子ってなにもの?
    ほっぽり森ってどんなとこ?
    とにかく、奇想天外な展開が次から次へとやってきて、
    あれよあれよって感じで不思議な世界へ引き込まれていきました。
    ルウ子が体験する不思議な冒険は、
    息もつかせぬ展開で、どうなるんだろうとハラハラしました。

    現実にもどるころには、ちょっと成長したルウ子がいました。

    「面白いよ。」と、娘にすすめられて読み始めた私ですが、
    ほんと、面白かった。こういうお話は大好きです。
    大人の私でも、読み応えがありましたが、
    ちょうど娘と同じ小学校中学年からなら楽しんで読めると思います。

    投稿日:2011/03/29

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  • 五感で感じる「雨ふる本屋」と冒険。

    おつかいの帰り道。
    急に強くなった雨に、ルウ子は図書館で雨宿りをしなくてはならなくなります。ルウ子の心は、お母さんを独り占めしている体が弱くて小さな妹への嫌な気持ちでモヤモヤしています。
    色々な人が本に没頭している、しんとした館内。本棚の間を歩いていたルウ子は、不思議なカタツムリに出会い…冒険の扉が開きます。

    日常の隙間から入っていける不思議な世界が、甘く美しい言葉で綴られています。いつも降っている雨のせいなのか、物語全体が落ち着いていて、心地よくお話の世界に浸りました。(細かい描写に、音や匂いや味や、手触りまで伝わってくるようでした。)

    冒険の顛末にも、納得。とても面白かったです。
    吉田尚令さんの挿絵も素敵でした。

    小学校中学年ぐらいから、文字の本をどんどん読みたくなっている子ども達にお勧めしたい、一冊でした。

    投稿日:2022/03/04

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  • 少し物足りなかったです

    子供たちから評判がいいので、私自身が読んでみました。

    日本の作品にしては凝った作りなのですが、大人の私にはちょっと物足りなく、なかなか物語の世界に入っていけませんでした。
    後半は面白くなっていくものの、そこにさしかかるまでが長く感じました。

    ほかの読者の方も書いていましたが、エンデの『はてしない物語』や『モモ』を連想させる内容です。
    けれど、エンデの作品のほうがずっと深いので、こちらは軽く感じてしまいました。(ごめんなさい)

    ファンタジーが好きな、小学校中学年以上の子たちは楽しめると思うので、すすめたいと思います。

    投稿日:2018/07/31

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  • 何が起こるか予測できない!

    カタツムリに誘われて辿りついたのは、「雨ふる本屋」。
    本にとって水はタブー。
    それなのに、本屋の中で雨がふっているって…。
    おかしな本屋、おかしな店主、おかしな依頼。
    最後の最後まで、予測できない展開でした。
    不思議で、ファンタジーで、どこか怖くて、かなりドキドキさせられました。
    前に進むしかない状況の中で、主人公の女の子の心が少しずつ成長していくのを感じ、清々しい読後感でした。
    少し難しい言い回しなどもあるので、高学年くらいからおすすめします。

    投稿日:2017/03/16

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  • ふしぎな冒険

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    ふしぎな世界へ行って「物語の種」を守るために冒険をするルウ子。
    妹を邪魔に思っていた彼女がこの冒険で成長したのが良かったです。
    ふしぎな冒険もいいですが、大人の私はこの本屋さんの面白い本に興味があります。行ってみたいなー。
    『つまらない種なんてないわ。物語の種には、ふできなものもあるのかもしれないけれど、どれだって、いのちがけなのよ』というセリフは作家さんすべての思いなのかもしれないなと思いました。

    投稿日:2014/12/07

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  • 続編の「あめふらし」が、課題図書とのことで、学校の先生が、クラス全員の前で、読み聞かせしてくださったそうです。
    しかし、長い本なので、さすがに全部ではなく、残念だなと思ったので、図書館から借りてきました。
    せっかくならば、「雨ふる本屋」のほうから読んだほうがおもしろいだろうし。
    小6男子が、一日で読破しました。
    「とてもおもしろい!」そうで、そのまま、「あめふらし」のほうも読み始めました。
    とても、キラキラした、修飾語過多な表現で、もう年をとった私などは、少々胸焼けするのですが、このぐらいの年齢のころは、こんな、ファンタジーが好きだったなあと思い出しました。
    とにかく、色の表現が多用されていて、主人公の性格や、感情よりも、そちらのほうが、ぐるぐる迫ってくるようでした。
    そんなところから、少し、ゲームっぽい印象を受けました。
    が、とても評判のいい本のようですし、作者のお人柄のよさがあふれている良作です。
    「この作者のほかの本も読みたい」そうです。

    親の面白いと思う本と、子供の面白いと思う本がどんどん違っていくのは、子供の成長を感じられて、面白いです。

    投稿日:2013/10/01

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  • 日本版ネバーエンディングストーリー

    図書館に迷い込んだルウ子が、かたつむりをおいかけているうちに、
    たどり着いたのは「雨ふる本屋」という不思議な本屋。

    夢でみたり、だれかが書いたお話の種が、
    この「雨ふる本屋」で本になります。

    不思議な登場人物たちとともに、種を守る冒険に出るルウ子。
    それを通して、ルウ子も成長し、忘れていた大事なことを思い出します。

    なんとなくネバーエンディングストーリーのような雰囲気でした。

    不思議なお話だけれど、ルウ子の気持ちの変化もしっかり書かれていて、
    すんなりと読めました。

    大人でも十分に楽しめるファンタジーです。
    そういえば、子供のころ、私も物語を書いてみたことがあります。
    「おしまい」までかけなかったあの物語も、
    今頃「雨ふる本屋」で素敵な本になっているかな?

    投稿日:2013/09/09

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  • ミヒャエル・エンデの作品に似ています。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    とても素敵なお話だと思いました。
    この作品を読み始めて最初に頭に浮かんできたのは、
    ミヒャエル・エンデでした。

    主人公のルウ子が、物語の種を食べてしまう幽霊を追いかけていくシーンは、時間泥棒を追いかけていく「モモ」に似ていましたし、
    図書館から不思議な「雨ふる本屋(古本屋)」に来てしまったところは「ネバー エンデング ストーリー」を思い起こしました。
    似ていますが、そっくりではありませんし、物語のイメージもしっかりできていて、とても読みやすい童話でした。

    登場人物たちも個性的で、魅力にあふれていました。
    本好きのお子さんなら、たまらなくなる内容だと思います。
    イラストは、NHKの「みんなの歌」のイラストなども担当されている吉田尚令(ひさのり)さんで、お話のイメージにとても合っていました。

    女の子が主人公なので、男の子にはとっつきにくいかもしれませんが、面白いので、機会があったら男女に関係なく読んでほしいなぁと、思います。
    1人読みなら小学校中学年くらいから読めます。

    投稿日:2010/01/25

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  • 最初は普通の設定のお話かと思うのですが、
    少し読みすすめるとあれよあれよと
    異次元へと引きずり込まれます。
    描写が独特ですが、子どもにもわかりやすいとは
    思います。
    挿絵もこの世界観をうまく表現できていると思います。
    作りこまれた設定で、ちょっと
    違和感を覚える人もいるかもしれませんが、
    小学校高学年から中学生くらいなら
    ぐーっと入り込める世界だと思います。
    出てくる妖精なんかもかわいいし!

    投稿日:2009/03/13

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