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セルコ」 みんなの声

セルコ 作:内田 莉莎子
絵:ワレンチン・ゴルディチューク
出版社:福音館書店
税込価格:\1,540
発行日:2001年
ISBN:9784834017335
評価スコア 4.18
評価ランキング 24,687
みんなの声 総数 10
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  • オオカミが酔っぱらって歌っちゃうとこがいい

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子12歳、

    面白かったです。

    実は似たような話は、ヨーロッパの各地に伝わっているようで、たまたま最近読んだ「こくま社の 子どもに語る グリムの昔話6」では、“おいぼれズルタン”という話で載っていました。こちらは結末がちょっと違っていて、「イヌ」は人間の友だち。オオカミは「獣」という解釈で作られているようです。
    また、同じ内田理沙子さん邦訳の「ロシアの昔話」の中にも、似たような話“まぬけなおおかみ”というのが載ってました。

    でも、2つとも人間有利な話になっていて、せっかくおおかみが犬を助けたのに……。と、ちょっと納得いかなかったんですよ〜。

    この《セルコ》は、主人公のイヌとオオカミのやり取りが目茶目茶よかったです。
    イヌは自分の立場ってものを大事にしながらも、オオカミとの友情も大切にしていて、見ていてとても納得できました。
    最後の方でオオカミが酔っぱらって、歌っちゃうとこなんか、ウクライナ地方の朗らかな陽気さが伝わってくる感じですごくよかったです。

    ワレンチン・ゴルディチュークさんの、この絵をほめていらっしゃるナビのメンバーの方がいました。
    いや〜、もともとソ連政府御用達の似顔絵画家などもやっていらした方らしいので、絵自体はとてもうまいのですが、
    私はこの犬の主人の脂ぎった人相がどうもいただけませんでした。
    話自体はとっても面白いので、機会があったぜひ、手にとって読んでみてほしい作品です。
    小学校の中学年くらいから、中学・高校生くらいの方にお薦めします。

    投稿日:2012/05/20

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  • オオカミのイメージが変る

    オオカミが出てくると狡猾で残忍でととにかくお話に出てくるオオカミのイメージは私の中ではよくありません。

    だから、セルコが家を追い出されて、オオカミが家に戻れるように力を貸してくれると言ってもどこか信じられませんでした。

    オオカミが赤ん坊を食べてしまうのではないか?オオカミが人間や家畜を襲うのでは?

    など。

    セルコがオオカミに信頼を寄せているので、オオカミなだけに何をするかわからないから用心した方がいいのにと思ってみたりと。

    この話を読むと、オオカミのイメージが変ります。

    ご馳走を食べて酔っ払って踊り出したいオオカミなんて想像できますか?

    おもしろい昔話だなあと思いました。

    オオカミものでもこんなお話があるんですね。

    投稿日:2011/01/30

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    1
  • 年とったいぬ セルコを お百姓が追い出すのです(お払い箱)

    そこに出会ったオオカミは 犬を助けるための作戦を練るのです
    オオカミってこんなに優しかったんですね

    自分が犠牲になり 犬が お百姓の赤ん坊を 取り戻すのです
    命の恩人の犬をお百姓は 詫びて 家に連れて帰るのです

    こんなにも 待遇が違うんです・・・・(人は変わるんですね)
    絵の お百姓のの顔が赤ら顔で怖いんですんです・・・・・・

    犬は自分を助けてくれた オオカミに 何かおかえししようと 考えるのです

    犬とおおかみの友情のお話 ウクライナの昔話では こんなお話があるのですね

    それにしても ウクライナの人の顔や 表情の絵が 強烈でした

    投稿日:2020/06/06

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  • イヌとオオカミの友情

    • 陽菜マリさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子11歳、女の子8歳、女の子3歳

    3歳の子に読みましたが少しだけ絵が怖かったかなという印象でした。
    物語は年老いた犬のセルコとオオカミの友情のお話でした。
    飼い主に追い出されてしまったセルコはオオカミの提案でまた家に帰ってこられました。どうにかしてオオカミにお礼ができないかと考えていたセルコは飼い主の娘の結婚式にこっそりとオオカミを呼ぶことにしました。テーブルの下に忍び込みオオカミにたくさんごちそうを食べさせました。オオカミはお酒も飲んでとてもいい気分で歌を歌いだしました。飼い主たちはびっくりして逃げ回る始末…さっとオオカミを連れ出し抱き合ってお別れをしました。
    このお話から感じたことはオオカミもセルコもとても思いやりがあるということ!オオカミは少し悪賢いですがすごくセルコの悲しみをわかっているような。セルコも賢い!オオカミは怖いから飼い主たちにはバレないように配慮しながら、オオカミには助けてくれたお礼をするためにごちそうをたらふく食べてもらった。犬にもオオカミにもちゃんと感情があって優しさ溢れるお話だったように思います。

    投稿日:2020/05/23

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  • 深読みしてしまい

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    読みながら、どこかで裏切りがあるんじゃないか、
    仲間なのがばれ、追い出されるんじゃないかと
    深読みしてしまい、
    ドキドキしながら読みました。
    (単純なストーリーでそんなことはありませんでした)

    こんなふうにうまく知恵を出し、助け合い、
    ハッピーになれるお話は読んでいて
    ほっとしますね。

    投稿日:2020/01/14

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  • オオカミへの恩返し

    気のいいオオカミに助けてもらった老犬の恩返し、パターン的ですがユーモラスなお話です。
    良いお話だと思うのですが、あくの強いこの手の絵が苦手。
    セルコの何だかズル賢い訳ありな表情が鼻についてしまいました。
    日本人向けではないような気がしました。

    投稿日:2014/08/27

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  • オオカミのイメージが変わる?

    年を取った犬が飼い主に捨てられそうになったところをオオカミが助け,その恩をかえす犬のお話です.

    ウクライナの昔話で5分程度ですが短い割には起承転結もはっきりしていて,絵もきれいで集団の読み聞かせに向いていると思います.

    投稿日:2010/11/05

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  • 男の友情ですね

    息子にと思って図書館で借りて読みました。

    ウクライナの話で、絵からも文化背景が感じられます。

    感動したのは、いぬとおおかみの「男の」友情。歳を取って飼い主から追い出されたいぬが、おおかみの手助けでもとの家に戻れる、いぬはおおかみにそのお礼をする、というあまり複雑には見えない内容なのですが・・・。

    いぬが家に戻れるよう、おおかみが提案したことは、飼い主の人間を騙すこと。いぬがお返しをしようと思っておおかみを結婚式の宴にこっそり呼んだのも、飼い主に隠れて。おおかみが酔って歌い出したために、いぬはおおかみを大急ぎで追い出しますが、ここでも、いぬがおおかみを退治したと人間に思わせるのです。

    綺麗ごとじゃないのです。

    犬は生きるために必死なんです。そんな中で、信頼できる友がいる。おおかみも愉快です。人間にばれるからやめときゃいいのに、我慢できずに歌い出す。

    2歳になったばかりの息子は話の細部はまだ理解していないように見えますが、おおかみが歌い出すところ、人間から逃げるところが大好きです。そして、寝る前に「むかしむかしやって。いぬとおおかみやって!」とせがみます。熱い汗臭いこの話に、魅力を感じているのでしょう。

    いぬとおおかみからは、嬉しいことがあっても悲しいことがあっても友達とウォッカをあおる、そんなスラヴの男を感じます。うちの息子はどんな男になるのかな。

    投稿日:2010/07/06

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  • 恩義を感じるお話です

    • セルバさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳

     ウクライナの昔話です。絵もちょっと特徴的で日本の絵本との違いを楽しめます。
     
     老犬となった犬が主人からもう必要ないからと追い出されます。悲しがっているとオオカミが助言をくれ、助けてくれます。

     犬とオオカミという組み合わせも面白いです。
     
     その後どうなったのかな、なんて子供たちと話ながら楽しく読みました。

     どこの国でも恩義は大事ですね。 

    投稿日:2009/12/20

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  • いぬとおおかみの友情物語

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    ウクライナの昔話を内田さんが書かれているので、最後まで引き込まれて楽しく読めます。
    いぬとおおかみが、互いを助けていて心が温まります。

    絵も質感があって、ウクライナの衣装や暮らしがよくわかります。
    おおかみが、たのしくなって歌を歌っているところが特に面白いです。

    小さい子どもでも楽しく読めると思います。

    投稿日:2007/09/25

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