東日本大震災を振り返っている時に、この絵本に出会いました。
あの悲惨な記憶で埋もれていた、心温まるエピソードです。
津波で泥水に埋もれてしまったサバの缶詰めは、工場を流された人にとっては失望のかたまりだったに違いありません。
でも、中身には何の問題がないことが強みでした。
このサバ缶を使っていた東京のラーメン屋さんが、一手に引き受けてくれたのです。
泥に汚れた缶詰めをきれいにしてくれたのは、ボランティアの人たちでした。
サバ缶を使ったラーメンが復興支援のラーメンだという話題にものぼり、工場は復興するまでになりました。
サバ缶は希望の缶詰めに姿を変えたのです。
復興支援にはいろいろなカタチがあることを再認識させられました。
災害による被害や失望感は、被災者にとっては喪失感しかないとは想像します。
失望の中から希望を見出すのは、周りのサポートに違いありません。
何が希望に結びつくか、考えることと行動することを教えられました。