「ぺんぎんさんを かぞえてみよう」
「いち」
あれ?ぺんぎんさんがちょっとスマートになって「1」に見えるみたい。
「あしかくんを かぞえてみよう」
「に」
今度はあしかくんが体をくねっとさせて…数字の「2」にそっくりになってる!?
なんて可愛いのでしょう。
さらに、こうもりさん、ちょうちょさん、うさぎさん、かたつむりくん…とつづきます。
左のページにいる動物たちを数えたあと、右のページではちょっと不思議な格好をして、
何の数字になっているのか当ててもらうのを待ってるんです。
こんなに愛嬌のある数字、なかなか見たことない!!
よーく見ないとわからない数字もあったり、思いもよらないポーズだったり。
このはじめての「かず」の絵本は、なかなか見ごたえ、遊びごたえがあるようです。
そして、圧巻なのは最後の横に大きく開くページ。
画面いっぱいのたくさんの動物、一体なんびきいるのでしょう。どこまで数えられるのでしょう。
いろいろな数え方で「かず」を楽しんでみてね。
作者のさかざきちはるさんは、絵本作家として活躍されている一方、JR東日本Suicaのペンギンキャラクターのデザインもされている方です。だからとても馴染みの深い絵でもありますよね。今回の新作も、ペンギンだけでなく、どの動物の可愛さも最大限に引き出してくれています。期待しちゃってくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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