かさじぞうの絵本
昔、あるところにおじいさんとおばあさんが貧しく暮らしていました。大晦日、おじいさんはお正月のお餅を買おうと町に笠を売りに出かけました。ところがさっぱり売れません。仕方なく家に戻ろうとした途中……。6人のお地蔵さまが優しいおじいさんとおばあさんに恩返しをするおなじみの昔話です。
ロングセラーから新しい作品まで、たくさんの「かさじぞう」の絵本が出版されています。読み比べてみると、それぞれの絵の味わいはもちろんのこと、作品ごとに細かな設定やじっくり描いているポイントにも違いがあって面白いのです。あなたの一番好きな「かさじぞう」を見つけてくださいね。
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墨絵で描かれた雪景色が美しく、出版から50年以上読み継がれている「かさじぞう」の絵本です。「よういさ、よういさ、よういさな」という、お地蔵さまの橇引きの声が印象的。赤羽末吉さんの手がけた最初の絵本でもあります。
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松成真理子さんの描く優しい絵と、おじいさんとおばあさんのやりとりもあたたかく心に残ります。今読みたい「かさじぞう」。物語の魅力が伝わる一冊です。
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