
あおくんはパパとママとおうちに住んでいて、お友達がたくさん。 でも一番の仲良しはきいろちゃんで、きいろちゃんは通りの向こうにパパとママと住んでいます。 ある日あおちゃんのママは、あおちゃんにお留守番を頼んでお買い物に。ところがあおちゃんはきいろちゃんと遊びたくて家を出てしまいます。あちこち探しますがきいろちゃんはいません。とうとう街角でばったりきいろちゃんと出会いました。あおくんときいろちゃんは嬉しくてくっつき・・・みどりちゃんになってしまいます。 遊びつかれたふたりは家に帰りますが、あおくんちでもきいろちゃんちでも「うちのこじゃない」と言われてしまいます。あおくんときいろちゃんは悲しくて大粒の涙を流します。泣いて、泣いて、ふたりは全部涙になってしまいます。 あおの涙はあおくんに、きいろの涙はきいろちゃんになりました。 「これなら ぱぱや まま きっと まちがえっこないね」 あおくんのパパやママはあおくんが帰ってきて大喜び。喜んできいろちゃんを抱き上げると・・・みどりになりました。あおくんのパパとママはそれを見ていきさつを理解しました。そしてきいろちゃんのパパとママと抱き合って・・・みどりになって・・・喜びを分かち合うのでした。


「おはなし」をお読みになっていかがでしたでしょうか?しっかりしたストーリーですよね。 ところがこのストーリーの挿絵はすべて、色紙をちぎったような単純な絵なのです。 これほどまでにシンプルな絵で、これほどしっかりしたストーリーが出来るとは驚きです。 レオ・レオーニの代表作として必ず取り上げられるこの作品。レオーニが孫のために作ったことは有名で、長い間世界中の子どもたちに愛されています。

絵の具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもたらしてくれる。作者が孫のために作ったという人間愛あふれる絵本。
この絵本の作者レオ・レオーニは長年アメリカで、もっとも活躍した芸術家の一人です。その多彩な創造力は絵画、グラフィック・アート、デザインの各分野で示されています。 1910年アムステルダムに生れ、29才でアメリカに渡りました。アメリカでは創作のかたわらすぐれたアート・ディレクターとして多くの仕事をし、賞も受けています。 すでに古典といわれるこの絵本はレオーニが孫たちにお話をせがまれた時、ぐうぜん生れたものです。手近の紙に色をつけて次つぎに登場人物を創りだしながら、孫たちもレオーニ自身も夢中だったといいます。 アメリカでは、この絵本の、青と黄とが重なってまったく違った緑になるというテーマが、人と人の心の融和を暗示するものとして、おとなたちの間でも好評を博しています。 (表紙カバーより)

大人の方にも読んでほしいな・・・ とても仲良しのあおくんときいろちゃん。ふたりが一緒になったらみどりになっちゃって・・・。 小さい子向けの絵本というイメージがありますが、大きくなってからも折にふれページをめくると、その時々で受ける印象が変わるようです。「自分らしさってなんだろう」って思ったり、「子供も一人一人みんな個性がある」ってことを改めて思い出させてくれるので、大人の方にもお薦めですよ。 (かあぴいさん 30代・兵庫県宝塚市 男11歳、女9歳)
まなびナビからのおすすめレビュー
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5
創造する力
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シンプルな切り絵ですが
説明もないのにお母さんお父さんって分かります。
想像する力があれば、色も動き出すんだと思いました。
一緒に合わさって別の色になる。
でもそれぞれの色の存在も大切。
青が居ないと緑にならないし
黄色が居ないと緑にならないし。
無駄なものなんてないんだなと思いました。
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