イギリスの新進作家による 魅力的な絵と、 読み聞かせの会で活躍する 中井貴恵の翻訳で、 誰もが知ってるあのお話が今、 よみがえります。
1999年に英国の新人絵本作家に贈られるマザーグース賞を受賞したアイルランドの作家です。
しかも、この邦訳が中井貴惠で(訳したからこうなったのか)、今までにない「おおきなかぶ」で、面白かったです。
原作とちょっと違うのは、おじいさんおばあさんが連れてくるのが、孫娘や飼い犬、飼い猫などではなくて、自分達のかっている家畜(牛やブタ)たちなのです。
しかも、牛が1匹とか、ブタが2匹とか、出てくる動物のかぶが、1匹づつ増えてくるところも、「この作者、できる」って、感じでした。
最後の最後に手伝うのはなぜか、やっぱりねずみで、彼は1匹なのです。(ここのところを作者に聞いてみたいなぁ)
かぶが抜けた時の擬音も、実に個性的で面白かったですね。
『ばひょ〜んんん!』ですって。
イラストもかわいくって、楽しいです。
ぜひ、この一風変わった「おおきなかぶ」御覧ください。
(てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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