作・画 三戸なつめによる絵本「ムム」。 三戸なつめが小さな頃から今も大切にしているくまのぬいぐるみとを題材に、小さなお子さんから大人まで楽しめる絵本を制作!
ーストーリー ぬいぐるみ王国で暮らす、ラッパが得意なくまが、一人前のぬいぐるみになるまでの物語。
我が家はそんなにテレビを見ないので、
みとなつめさんを知りませんでした。
だから、純粋に絵本だけの感想です。
今までに、絵本を10000冊以上読んできたけれど、
ぬいぐるみ誕生の物語というのは、どうにも思い当たりません。
パート従業員が工場でちくちく縫ってるかもしれないのに、
とっても夢のある素敵なお話に仕立て上げられていました。
お父さんお母さんと離れて一人旅立つ不安とか、
うまくいかないときに助けてくれる友人とか、
うまくいかなくても前向きな気持ちを持ち続けるとか、
うまく表現できています。
ストーリーに無理がない。
5〜7才くらいの子ども(特に女の子)なら理解できるし、
理解しながら読んでもらいたいなと思います。
絵もとってもかわいくて素敵です。
残念なことは、普通に漢字が使われていたこと。
漢字がある本、というだけで、子どもは嫌厭してしまう。
これはもったいない。
あと、背景が白いこと。
美的センスはあるんです。
でも、子どもは、たくさんの情報を欲するもの。
我が息子はとくに、いっぱい書き込みがある本が大好きです。
飽きずに何度も何度も読んで、背景からいろいろなものを見つけだしてきます。
繰り返し読む本=書き込みが多い本といってもいいくらい。
最後に、ごめんなさい。お値段が高いんです!
子どもには本をたくさん与えたい。
半分のお値段の本を2冊買いたいと思ってしまいました。
若い方ですので、これから絵本を作られるときに、
親心も参考にしてほしいと思い、いろいろ書かせていただきました。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子8歳)
|