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作: 松岡 享子 絵: 大社 玲子  出版社: 学研 学研の特集ページがあります!
創刊40年!世代を越えて愛され続ける、不朽の名作です!読み聞かせは4歳から、一人読みは6歳から
おはなばたけちゃん。さん 40代・ママ

すこしハラハラしながら・・
4歳になって再び読んでみました。 以…

ハルばあちゃんの手」 みんなの声

ハルばあちゃんの手 作:山中 恒
絵:木下 晋
出版社:福音館書店 福音館書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:2005年06月
ISBN:9784834021066
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 24
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  •  中学校の美術の授業で自分の手を描く、そんな時間があった。その時に描いた絵はとっくにどこかに消えてしまったが、もし残っていたら私の手はどんなに変わっているだろう。
     人生のさまざまを手に刻んできただろうか。
     この絵本は山中恒が文を書いているが、絵を担当している木下晋の鉛筆画が印象的だ。
     赤ちゃんのふっくらした手、少女のやさしい手、娘のなめやかな手、妻のそして母の強い手、そしておばあちゃんのしわだらけの手。
     人の手はさまざまな経験をそこに刻んで変化していく。
     山中の描く物語は海辺の小さな村に生まれたハルという女性の一生を描いたものだが、木下はそれを見事に絵に書き留めている。

     ハルの左手にはほくろがあった。「器用で幸せになる」と村の人たちはいってくれた。実際そのとおりにハルは器用な少女に育つ。ハルがつくったかずらのつるで編んだかごが男の子と運命的な出会いをもたらす。
     ハルが15歳の時戦争で父親がなくなる。母親も病気でなくなる。ハルの厳しい時代が始まった。「幸せになる」といういわれてハルは男にまじって働くしかない。
     そんな時、あの男の子がハルの前に現れる。ユウキチは神戸でケーキつくりを修行しているという。嫁にするから必ずまっていてくれとハルと約束する。(このページにはハルの手は描かれていない。描かれているのは、ハルの瑞々しい顔だ)
     ユウキチはなかなか迎えにはこない。ある日、突然現れて、ハルとユウキチは結婚をする。
     ユウキチはケーキ屋さんになっていた。ハルは店を手伝い、店は繁盛する。
     男の子が二人、成長して大学にも行った。しかし、店は継がないという。
     やがて、ハルもユウキチも年をとる。ユウキチがなくなったあと、ハルは海辺の村へ帰って盆踊りの踊り手として、昔のように美しく踊るのであった。

     最後、今までの白を背景にした絵が黒の世界へ変わる。まるでそれはハルの死出の旅のようにも見える。
     ハルはなんと仕合せな人生を生きたことか。感動的だし、生きるということを深く考えさせられる作品である。

    掲載日:2016/06/07

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  • こんな手を持つ人生を送りたい

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    おすすめされていたので読んでみました。
    が、3歳児には少し早かったのか、
    読み終わった後、「これ何の話?」と聞くぐらい
    ぽかんと聞いていました。

    でも、私は、いまのこの子の小さな手がどんな手になるのだろうと
    しみじみ感じながら読み終え、感じていました。

    苦労を重ね、でも愛する人と幸せな人生を送る
    ハルばあちゃんみたいな人生、
    こんな手を持つ人生を送りたいと思いました。

    鉛筆の絵がこんなに迫力があるのかと
    絵にも圧倒されました。

    掲載日:2016/02/09

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  • 力が

    ハルという、戦前・戦中・戦後を生きた一人の女性の人生を
    ただ、淡々と描いているのですが
    なんというのでしよう・・。
    ただ丁寧なだけでなく、すごく「力」を感じる絵です。
    おだやかな文体と、不思議な力を感じる絵。
    そこに広がるこの物語の世界観・・・。
    第3者的には過酷とも思える人生なのに
    まるで、ハルばあさんの声で
    「そんなこともあるのさ」という言葉が聞こえてくるような気がします。
    人生とは・・・そんなものなのでしょうか。

    掲載日:2014/06/11

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  • 『手』も『瞳』も迫力あります。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    この本は2005年に出ています。
    ちょうどこの頃から、私は子どもの学校の読み聞かせボランティアに参加し始めたのですが、
    そのころの仲間の一人がこの本がとてもいいんだと、紹介してくれました。
    実はその時軽く本の内容をブックトークしてもらったきりで、今まで自分ではちゃんと読んだことがありませんでした。
    木下晋さんの描かれた表紙絵のおばあちゃんの手は、しわの1つ1つや浮き出た血管、爪の形や色まですごい表情を持っていました。

    物語の中で、おばあちゃんの「手」は本当に大事な役割をしていますが、「手」を中心に描かれているページは意外と少なかったです。
    むしろ木下さんは、その時とその時のハルさんの目力のあるアップを多く描いていました。

    出版社からのお薦め年齢は読んでもらうなら4,5歳から、ひとり読みなら小学校低学年からとありました。
    山中さんのお話も、木下さんの絵もとても素晴らしですが。生まれてまだ4,5年しかたっていない子どもたちに、このハルばあさんの一生の物語は、『形』として理解するのは難しいと思いました。
    個人的には、この本を初めて紹介してくれた友達が言うように「小学校高学年くらいから」お薦めしたいです。
    むしろ小学校高学年以上の中・高生、大人、高齢者の方々にも機会があったらブックトークをしたり、読み聞かせをしたりして紹介していきたいです。

    掲載日:2012/10/08

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  • しあわせって・・・

    • まゆしおんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳、男の子7歳

    「ゆういちさん、わたしはあんたのおかげでずっと幸せだったよ」
    読みたびに、ハルばあちゃんのこの言葉で涙が止まらなくなります。
    夫に普段感謝の言葉を言えていない私・・・、いつか、いや、すぐにでも感謝の言葉を伝えなくては・・・、と思わされました。

    掲載日:2011/01/30

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  • 人の手にも歴史あり

    高学年に読み聞かせに向くお薦めリストというのをいただいた中にありました。

    題名の通り、ハルばあちゃんの手が中心になって展開していきます。

    人に歴史ありなら、人の手にも正に歴史ありで、手の変遷が人生を物語っています。

    モノクロの絵に、少しだけの赤と赤の文字がコントラストとしてきいています。

    遠目もききますし、誰かに読んでもらって聞いたら自分で読むのとはまた違った味わいがありそうな絵本だなあと思いました。

    短いストーリーの中に、人生がぎゅっと凝縮されたような絵本です。

    掲載日:2010/12/15

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  • プレゼントに

    • きのぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子4歳、男の子1歳

    タイトルと表紙に惹かれて購入しました。
    偶然ですが、私の祖母も「ハルばあちゃん」と呼ばれています。
    その祖母が闘病中のため、なにか良い絵本はないかと探しているときに、この絵本に出会いました。

    表紙のしわくちゃの手はまさに祖母の手そのもの。
    苦労のいっぱいしみわたった手。
    なんでもできてしまう魔法の手。
    いつもあたたかく包み込んでくれる手。

    絵本のハルばあちゃんの表情も味わい深く、心を打つものがあります。
    ストーリーも良いのですが、絵を見ているだけで人生のドラマが浮かんできます。

    祖母への感謝の気持ちを込めてプレゼントしました。
    祖母もとても喜んでくれました。

    絵本は大人も癒してくれるのですね。

    自然と感謝の気持ちがあふれてくる絵本です。

    掲載日:2010/03/31

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  • 絵が語っています

    読み終えて、心に突き刺さるものを感じました。
    それを感動というのか、何にそう感じたのか。考えると、この絵本の絵に違いはないのだけど、美しさというのではなく、優しさというのではなく…。

    繊細な鉛筆画で決めの細かい、絵が続きます。手だったり、足だったり、人の顔も写真のように鮮明でありながら、どこか乾いているのです。目はこちらを見ていません。決して笑ったり怒ったりしていません。
    実は、この絵が物語りをとても伝えていることに考えが及んだ時に納得できました。

    この絵本は語っているのではなく、見せているのです。
    ハルばあちゃんの一生。
    生まれて、育って、知り合って、死にあって、別れがあって…。
    でも、全てを受け入れているハルばあちゃんの手。

    これはすごいことです。小説ではとても饒舌な山中恒さんの抑えに抑えた淡々とした物語を、これほど饒舌に語りつくしているのですから。
    しかも、文字の赤と、モノクロームの絵にただ一つ添えられた魂の赤。
    この絵本は芸術です。

    絵本の表紙の手が好き。背面のハルとユウキチの幼い頃の笑い顔が好き。
    そして、その二つにはさまれた本の中に、ハルとユウキチの笑顔はない。
    もっと奥深い、社会、歴史、人生を包み込んで、この絵本は完結しています。
    悲しさや、苦しさや、寂しさや、多分だれもが感じる人生の断片を「ユウキチさん、わたしはあんたのおかげでずっとしあわせだったよ」と、ユウキチ亡き後で一人盆踊りで踊るハル。

    背面に「読んであげるなら5才から、自分で読むなら小学校初級から」ってあったけど、これって児童書?

    掲載日:2009/07/06

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  • 憧れる一生

    赤ちゃんの手、働く手、おばあちゃんの手。
    いろいろな手がでてきます。
    手も顔と同じように表情ってあるんですね。

    このお話はハルという女のひとの
    一生のお話ですが、とてもぐっときました。
    最後のずっとしあわせだったよという言葉。
    そう思える人生ってなんて素敵なんだろうと
    思いました。
    心のパワーが欲しい時に読みたい一冊です。

    掲載日:2008/09/30

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  • 素敵

    • イザリウオさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子8歳、男の子6歳

    私が所属している「お話の会」で、”敬老”がテーマのときに紹介されて、じっくり読んでみたいと思い借りてみました。
    ハルさんの生きた時代は、今のように誰もが平和でのんびりしていたわけではなく、でもなんていうか自分の人生を自分の足で歩いてきた足跡みたいなものが、見えるようだと思いました。
    鉛筆画のような、細くて優しい絵がとてもリアルで、ハルさんのアルバムを見ているようです。
    ハルさんのように、歳をとって幸せな一生だったと思えるような生き方って本当に素敵です。
    子供にも良い本ですが、大人の方が感動するかな。

    掲載日:2008/09/29

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