フウのお母さんは家事やお仕事で毎日大忙し。
園で描いた絵をお母さんにすぐ見せたかったのに、その日お母さんはフウが寝た後帰ってきたのでした。
「どうしておかあさんは、ずっといっしょにいてくれないの!」
とうとう泣きだしたフウをお母さんはぎゅっと抱きしめて言いました。
「いっしょにいないときもわすれないで。フウはおかあさんのだいじなたからもの。だいすきで だいすきで だいすきよ…」
お父さんもお母さんも働いている家庭が、今では珍しくありません。
フウも、いつもは園の先生やお友達、おばあちゃんと楽しくすごしています。でも、ちょっとずつ溜まった「さみしい」が、ふとしたきっかけで出てしまって…。
「大好き」という言葉と共にお母さんに「ぎゅっ」とされる安心感。
この絵本を親子で一緒に読みながら「大好き」と「ぎゅっ」をしてみてください。
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