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こもりくんのお父さんは“おおもり”。さかさ言葉しか話せないこもりくんとお父さんのへんてこであったかなお話です。
「さかさのこもりくん」の続編ということで、ワクワクと手にとりました。
こもりくんそっくりのお父さん、おおもりの登場です!
蝙蝠の父子、おおもりとこもりくんは
さかさまにぶら下がっているから、話す言葉もさかさま。
字を追って読みきかせる私は、時々混乱してちょっとした脳トレですが、
聴いている息子は、絵を見てイメージがあるせいか、
すんなりストーリーを理解し、逆さ言葉のおかしみを楽しんでいました。
もちろん、「お父さんのおなら、すごーくいいにおーい」は大喜び!
また、楽しさの一方で、父子の絆に心がほんわかするお話でもありました。
母親(というより私?)は、ずっと子どもと一緒にいるせいで、
責任感や、子どものことでも自分のことのように思えるからか、
失敗しないよう先回りしてしまうことが多い気がします。
でも、おおもり父さんみたいに、信じてちょっと突き放すぐらいの関わりが、成長をぐっと後押しすることもあるのだろうなぁ。
あきやまさんから、読み聞かせるお母さんに、子どもを信じれば大丈夫ってメッセージが込められているようにも感じました。
「がんばるな!」
シリーズで沢山の本がありました。
これは制覇するしかありませんね。
言葉と反対の意味の抑揚の難しさに、まだまだ泣かされそうです。 (ランタナさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
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