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あしたが きらいな うさぎ」 みんなの声

あしたが きらいな うさぎ 作:高橋久美子
絵:高山 裕子
出版社:マイクロマガジン社
税込価格:\1,485
発行日:2020年05月26日
ISBN:9784867160169
評価スコア 4.39
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みんなの声 総数 37
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  • 1歳の子と3歳の子が寝静まった夜に、2人に挟まれて読みました。

    主人公ウールはモジャモジャの毛がコンプレックスなウサギの男の子。お友達からからかわれることで、明日が来ないといいのにと思うようになります。明日が来ないために、いろんなことを試してみるウール。だけどどうしても寝てしまい、明日はやってきてしまいます。
    そんなある日、ほしまつりで起こった奇跡で変化が…!

    子どもの立場で読むと、そうそうあるある、なんですが、親となった今の立場で読むと、気づいたらこういう時どうすればいいのかなっていう視点で読んでいました。
    主人公のパパもママも、最初にもじゃもじゃの毛の素敵なところを伝えているんですよね。でも、それだけじゃあダメなんです。パパやママがもじゃもじゃの毛が素敵だと思うのが本当でも、ウールにとってそれでは「自分も素敵だと思う!」という実感が伴わない。
    ほしまつりの奇跡で友人たちに毛を褒められることでウールの気持ちが変化したのは、ウールの中に「自分も素敵だと思う!」という実感が生まれたからなのかなと感じました。

    今は幼い子どもたちが「あしたが きらいな こども」になるときは、悲しいけれど生きている限り多分いつかは来ると思います。
    その時に、親の言葉だけでは「ウールにとっての星祭り」になれないこともある、だからこそたくさんのきっかけの種を持っておきたいなと感じました。そしてこどもたちにも、誰か大切な人たちが「あしたが きらいな だれか」になった時に、きっかけの種を与えられる人になってほしいな。
    そのきっかけの種の一つが、この本かなと思います。そっと本棚に並べておきたい一冊です。

    投稿日:2020/06/24

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  • いじめっこ

    主人公のウールちゃんをなにかとからかう子が登場するのですが、ウールちゃんがそもそも自分の毛がモフモフすぎるとコンプレックスを抱くようになるのも、その子が頻繁にからかうせいだと思うんです。

    そうなると、この絵本はコンプレックスのお話というより、いじめがテーマな気がします。しかも、こんなに小さな子たちなので、明らかにからかう子もそんなに悪気はなさそうです。

    いじめっ子はたいてい「いじめてるつもりはなかった」と言うのですが本当なんでしょうね。そこがまた、根深い問題です。悪気などなく、ただ思ったことがすぐに口から出ちゃうんでしょう。
    言われた側は傷ついたり、もうその子に会いたくないと思ったりして「明日なんかこなきゃいいのに」と悩みます。
    とても切ないですね。

    この絵本では、星の神様がウールちゃんのモフモフな毛を長所に変えてくれますが、ほかの子やお友達が解決の糸口になってくれたら、もっとよかったのになと思いました。

    絵本ならではのファンタジックで夢のあるラストではありますが、もう少し現実味があるとよかったかなと思います。

    投稿日:2020/06/01

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  • 親としてできることは…

    誰しもひとつくらいはコンプレックスがあるものです。娘たちもいつかその壁にぶつかるかもしれません。だけどそれをからかう子がいたり違いを指摘する子がいなければ、「あしたがきらい」になるまで思い悩むことはないかもしれません。

    違いを認めること、個々を尊重すること、それは簡単なようで本当に難しいことですが、それが当たり前のこととして認識できる環境の中で子どもたちには育っていってほしいと願います。

    そしてコンプレックスに思い悩む子に、救いの一声や人生を変える出会いがあるといいなと思います。

    自分は自分だと胸を張っていられるように、親としてできることを今一度考えるきっかけになりました。

    投稿日:2020/09/07

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  • 星まつりの夜に

    全ページ、お試し読みで読みました。
    もじゃもじゃ、ふわふわの毛を持つ男の子のうさぎ君は
    お父さんともお母さんとも、見た目が違うことを
    とても気にしていたのですね。
    だから、お友達にからかわれると余計に深刻に」なってしまって
    、どうしようかと悩んでいる様子が描かれています。
    でも星まつりの夜に素晴らしいことが起きました。
    いろんなことで悩んでいる小さい人達を励ましてくれて
    やさしさに包まれる絵本だと思います。
    とてもかわいらしい雰囲気の絵が素敵ですね。

    投稿日:2020/08/29

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    1
  • みんなと違うことって

    みんなに馬鹿にされると、自分の姿が嫌でたまらないモジャラビット・ウールは、明日が来なければ良いと思いました。
    そのために眠りたくないという気持ちを持ってしまったけれど、心の病にまでならずに良かったですね。
    この絵本のようにうまくはいかないけれど、自分を受け入れることの大切さを感じました。

    投稿日:2020/08/11

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    1
  • ポケモントレーナーみゆきです。
    この本は、不機嫌そうなうさぎのイラストが印象的で、気になったため読んでみた1冊です♪

    タイトルからして「なんであしたがきらいなんだろう?」って思いますよね!
    理由が可愛らしくて、このうさぎさんめちゃくちゃ天パーなんです。
    何かするたびにこの天パーの毛が原因で色んなことが起こり、ブルーになっていきます笑

    そんなブルーなうさぎさんが少しずつ明るくポジティブになっていく物語です!

    色んな濃い名前のキャラも出てきて、クスっと笑える場面もあるのでトータルして面白さのある絵本になっています♪
    是非読んでみてください♪

    投稿日:2020/07/06

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    1
  • お友だちにからかわれて幼稚園に行きたくないと思っている子より、自分の言葉がお友だちを傷つけているかも知れないことに気づいていない子に渡した方がいい絵本なのかな?と思いながら読みました。
    私は学校になじめなかった子どもだったので、ウールの気持ちがよく分かりました。疑問をすぐ口に出す子でもあったので、アデルではなかったか?悩みました。
    ウールが朝が来なければいいのに…と思っても、朝は来てしまう。そのたんびに、むかし、じぶんがガッカリしていたことも思い出しました。
    ウールに自信を与えてくれたのは星の神様でしたが、指摘したのはアデルでした。
    からかわれたり、いじめられている子にとっては、アデルのポジションにいる子達の言動が大きな影響を与えます。
    なかなか難しい問題ですが、星の神様のおかげで解決したラストに私はついて行くことが出来ず、ずいぶん悩まされました。

    投稿日:2020/06/24

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  • 明日が来なければいいって思うこと、私もあるある

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    大人でも子どもでも、誰でも明日がくるのが嫌なことってありますよね。。。
    私自身も子どもの頃から今でも、嫌なことよくあります。
    主人公のウールは自分のもじゃもじゃの毛がコンプレックスで、幼稚園でもからかわれてしまい、明日が来なければいいのにと思います。
    もじゃもじゃの毛をお父さんとお母さんは、褒めてくれていましたが。。からかわれてしまうのはつらいですね。せっかく褒めてくれていた言葉も、素直に受け取ることができなくなってしまいますよね。

    そんなウールが、ある出来事をきっかけに、コンプレックスが自信に変わっていきます。
    コンプレックスだったことが自信に変わると、世界が一気に変わります。
    ウールの経験は、これからも嫌なことにあった時、生きてくるのではないでしょうか。
    つらい経験もしたけど、乗り越え成長したウール。
    きっと、毎日笑顔で幼稚園に通えてるんじゃないかな。

    登場キャラクターの名前がおもしろくて、和みました。

    投稿日:2020/06/24

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    1
  • モジャラビットという苗字からして、家系的にはくせっ毛なのかしらと思いきや、パパもママもつやつやストレート。「あら、ママはパーマあててたのよ」みたいなオチもなく、そりゃ悩むよね、と思いました。とにかくネーミングが突っ込みどころ満載でほんと面白かったです。ウールちゃん、お悩みのところクスクス笑ってしまってホントごめんなさい。

    「あしたが来なければいいのに」って思うこと、確かにありますけど、こんな幼稚園に通うような小さな子が言うなんて、切なすぎん??って最初ショックでした。でも、小さな子供の世界はまだ小さくて、ちっちゃな悩みがすべてを覆い尽くしてしまったりするんだったなぁそうだそうだ、私も悲劇のヒロインになりたがったわ、と昔々を思い起こしたりしました。

    もし、うちの息子たちのハートがちっちゃな悩みに覆い尽くされて、私がそれに気づけなかったらどうしよう。やっぱりウールのママのように「あなたがそばにいるといいわ」って、愛を伝え続けて行くことが大事なのかなと思いました。悩みに悩む時間も大切に過ごさせてあげたいなぁ。

    そのうち勝手に「なんだ、おれ、かっこよかったんやん」って立ち直ってくれたりすることに期待です(笑)

    投稿日:2020/06/24

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    1
  • 光り輝くウール!素敵!

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子10歳、男の子7歳

    夢があって楽しいお話でした。登場する動物たちの名前も面白いですよね。ウサギなのにウール!と思ってしまいました。他の子たちの名前も、一度聞いたら忘れられないネーミングセンスでした。
    コンプレックスをかかえているうさぎのウール、おともだちに会ってからかわれるのが嫌で、「明日なんて来ないで!」という気持ち分かります。私は子どもの頃、髪を切った翌日にからかってくる同級生がいたので、その時は毎回学校に行くのが憂鬱でした。
    そんなウールがコンプレックスを克服できた出来事がまた予想外の素敵さで、心がわくわくしました。その後、お友達たちまでもがもじゃもじゃをまねしてる様子を見たら、笑ってしまいました。今では明日が来るのが楽しみでたまらないかな?

    投稿日:2020/06/24

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