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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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NIPPER−His Master’s Voice−(ニッパー ヒズマスターズヴォイス)」 みんなの声

NIPPER−His Master’s Voice−(ニッパー ヒズマスターズヴォイス) 作:石浦 克
出版社:JVCネットワークス
税込価格:\1,760
発行日:2020年04月
ISBN:9784863031890
評価スコア 4.74
評価ランキング 1,078
みんなの声 総数 46
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  • モノとしての美しさ 受賞レビュー

    ビクターのロゴでおなじみ蓄音機に耳を傾ける犬のお話。
    よく目にするデザインだったので、何かしらの意味があるとは思っていましたが、まさかこんなストーリーがあったとは。

    私の趣味が音楽なので時々レコードを探しに行きます。
    レコードは中古が多いのですが、このレコードは誰かが何度も聞いて、さらに誰かの手に渡って、そうして私の手に渡って、そうやって巡り巡るものなのかなと思うと1枚のレコードにも歴史の深さを感じます。
    このレコードを聴いてきた人たちもこの絵本にもあるように家族でゆったりと聴いてたのかな、なんて思ったり。

    モノが人と人の繋がりとなるのは人だけじゃなくて犬もそうなんだな、ニッパーも家族として接してもらえたんだなって思うとグッときました。

    いまは電子書籍やサブスク音楽配信と便利な時代ですが、モノとしての美しさはいつの時代になってもなくなってほしくはないです。


    絵本もレコードと同じように何世代もにわたって楽しめるものだなって思いました。
    そしてこの絵本もそういう風になってほしいな、って思います。

    投稿日:2020/06/01

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    2
  • 部屋に飾っておきたくなる、素敵な絵表紙だなあと思い読み始めました。それが、あの懐かしいVictorのロゴマーク、蓄音機と犬にまつわるお話だったなんて。子どもの頃、いつも目にしていたロゴマークに、こんなにも深く感動的な背景があったことを、初めて知りました。
    幸せな家族が、主の死によってばらばらになってしまい、主の弟に引き取られた犬のニッパーも、元気がなく、ふさぎ込む日々…。そんなある日、懐かしいご主人様の声が聞こえてきたのです。声のもとに駆け寄るニッパー。そこには、一台の蓄音機がありました…。
    今まで、特に意識することもなく見てきたロゴマークが、この絵本を読んだあとに見ると、蓄音機の前にちょこんと座り、耳を傾けているニッパーの姿が、とても可愛くて愛しくて。そして、これがきっかけで、ばらばらだった家族が、またもとのように、みんなで一緒に暮らせるようになるという素敵な物語が、温かく心に沁みてきます。
    ご主人に愛され、ご主人を誰よりも慕っていたニッパー。家族みんなの温かで穏やかな暮らし。日々を丁寧に紡いでいたならば、困難なことが起きたとしても、きっとまた前を向いて歩き出せる日がくるのだと、ニッパーが教えてくれているような気がします。今日この時の生き様が未来に繋がっていくのだと…。
    今日も、笑顔で穏やかに過ごせますように。

    投稿日:2020/05/28

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    2
  • ニッパーの姿

    • みいのさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    以前クイズ番組で、蓄音機に耳を傾けている犬が聞いているのはご主人の声というエピソードを知り、忠実で可愛い犬だと感心した覚えがあります。
    悲しい場面もありながら、心温まる絵本に仕上がっているなあと思いました。
    今回気づいて驚いたのは、よく利用するCDショップHMVが、His Master’s Voiceの略だったことです。
    最近ニッパーのマークを見かけなくなりましたが、HMVのロゴを見るたびにニッパーを思い出すでしょう。

    投稿日:2020/05/26

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    2
  • ニッパーよかったね。

    子供の頃にレコードのロゴのワンちゃんを何気に見ていましたが、こんな物語が隠されているなんて、思いませんでした。
    わんちゃんのニッパーは、ご主人さまを慕って楽しかった日々を思い出していたのね。
    子供達が孤児院に預けられたのは、可哀想でしたが、よく逞しく乗り越えました。尊敬です。
    再び家族が一つとなり、一緒に過ごせるようになれて、本当によかったです。
    ちょっと切ないけれど、愛あふれる出来事ですね。

    投稿日:2020/05/07

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    2
  • 家族で過ごす大切な時間 受賞レビュー

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    蓄音器の前にちょこんと座る犬のロゴマーク。私も見たことがありましたご、まさかこんなストーリーがあったなんて。。
    家族で蓄音器から流れる音楽を楽しむのが大好きだったニッパー。突然のご主人様との別れと、家族がバラバラになってしまう悲しみ。
    寂しさを抱えて、静かに過ごす日々の中で、蓄音器から流れてきた懐かしいご主人様の声。
    蓄音器のそばに座り、のぞき込む様に耳を傾けるニッパーの耳に聴こえていた音の正体が分かると、なんとも切なくて、愛おしくて抱きしめてあげたい気持ちになりました。

    今の世の中、家族で同じ空間にいながらスマホやテレビ、パソコンなど、イヤホンを使えば、別々の音、それぞれの好みの音楽を楽しんでいるなんてことも普通ではないでしょうか。
    この本を読むと、家族で同じ音楽に耳を傾け、楽しむ時間を過ごすことがとても素敵なことに感じました。
    私も、子どもの頃に、母の弾くピアノの下に弟と潜り込んで家族でその音色を楽しんだことを思い出し、懐かしく思いました。
    親になった今、テレビをちょっと消して、子どもたちと一緒に音楽を楽しむ時間を過ごしてみようと思いました。
    そういう時間を過ごした記憶が、いつか懐かしく思い出してくれることがあるば嬉しいなと思います。
    家族で過ごす時間を大切にしたいですね。

    投稿日:2020/06/01

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    1
  • ペットも家族

    • えだこさん
    • 20代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子0歳

    家族の一員のニッパー。ご主人様が亡くなって家族がばらばらになってしまった場面や、ニッパーが落ち込む場面がすごく悲しかったけど、最後は素敵な結末で感動しました。ペットも家族の一員なんだなって改めて思いました。

    投稿日:2020/05/30

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    1
  • 家族を愛する全ての人に 受賞レビュー

    • ハナムグリさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子7歳、男の子2歳

    試し読みだけのつもりが、読み終わってすぐカートに入れてしまいました…。絵本は書店で手に取って買いたい派なので、ネットで買うのは初めてです。この試し読みのシステムのおかげで、素晴らしい絵本に出会えました!ありがたいです。

    7歳の娘と一緒に読みました。
    ニッパーくんのことは、幼い頃に、音楽好きな父に教えてもらって知っていました。このVictorのワンちゃんは、亡くなったご主人の声をずっと聴いてるんだよ、と。
    でも前後のエピソードは知らなくて。読み進めていくうち、幸せだった家族がバラバラになってしまって、私も娘も泣きそうに…。そして蓄音器からご主人の声が聴こえてきた瞬間のニッパーくんの嬉しそうな表情に、涙を堪え切れませんでした。
    最後、どうなるんだろう…悲しい結末だったらどうしよう…と隣にいる娘を気にしながら読み進めたラスト。娘と二人で笑顔になって、良かったね!と抱き合って喜びました。娘に「ニッパーくんは今も生きてるの?」と聞かれたので、ずっと昔のお話だから…と話すと「じゃあ今頃、天国でご主人さまとたくさん遊んでるかな!」と。そうだといいね、きっとそうだね。

    娘は、読み終わって「絵が描きたくなった」と、久しぶりに水彩絵具を取り出していろいろ描いてました。温かみのあるどこか懐かしいタッチの優しい絵柄、柔らかな光の表現がとても素晴らしく、最近は絵本より児童書を読むことが増えた娘の心にも響いたようでした。素晴らしい絵本は、年齢関係ないですね。そのことを改めて教えてくれた絵本でした。

    絵本が届いたら、犬好きの私の両親や、友人にも、見せてあげようと思いました。
    犬と暮らしたことがある人、また、そうでなくても、家族を愛する全ての人に、おすすめしたい作品です。

    投稿日:2020/05/31

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    1
  • 声の記憶

    日本では忠犬ハチ公が有名ですが、こちらもご主人をいつまでも忘れずにいたワンちゃんのお話。ビクターのマークで有名なこのワンちゃんにこんなに切なくも感動的なエピソードがあったとは知りませんでした。
    犬というと嗅覚の鋭さの方が期待されがちですが、耳に残る声も当時の感情とともにずっと残していけるものなのですね。
    この美しい話が世界中に拡がり、また今後もニッパー君と旦那様のように信頼で結ばれた関係が世界中に存在していくことを願います。

    子どもが少し大きくなったら読み聞かせてあげたいです。

    投稿日:2020/05/24

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    1
  • 素敵なストーリー

    有名なVictorの犬のロゴにはこんなストーリーが隠されていたのですね!日本にも有名な「忠犬ハチ公」のおはなしがありますが、これもまたとても素敵な話。蓄音機(音楽)を通して、それがまた絵になって、というところがまたおしゃれだと思います。背景を知ると首を少し傾けたニッパー君がますますかわいらしく見えますね。

    投稿日:2020/05/19

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    1
  • 「大好き」が見える

    母の勤め先のそば
    街の電気屋さんの店先にこの犬がいました。
    仕事が終わるのを待っていたのでしょう
    小さかった私は
    自分ほどもある黒い耳の犬のところへ行っては
    なぜたり、のぞきこんだりしていた記憶があります。
    どこか懐かしさが漂う絵柄に遠い日を思い出しました。
    テレビの上にも小さな犬がいたものだから
    あの犬が聴いているのは
    テレビの音だとばかり思っていました。

    大好きな人の声って
    その人がそこにいなくても
    耳の底にいつもあって、しみついて
    ふとした時によみがえる。
    だから、ニッパー
    蓄音機から流れた声にじっと耳を傾けたのでしょう?

    先日、珍百景で
    ご主人を亡くした黒い犬が真っ白になったという話が流れていました。
    あの犬の毛色も
    忠犬ハチ公が待ち続ける姿も
    そして、ニッパーが声に傾げた首も
    「大好き」という気持ちって、目に見えるんだ。

    投稿日:2020/05/14

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