「ヴォドニークの水の館 チェコのむかしばなし」 みんなの声

ヴォドニークの水の館 チェコのむかしばなし 作:まきあつこ
絵:降矢 なな
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発売日:2021年03月29日
ISBN:9784776409298
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 9 件
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  • お話の内容は、現実から離れた異次元の話。
    違う世界線で起きていることだけど、絵本にすると幻想的に受け取ることができる。

    子供の頃、そんな絵本に触れた記憶は
    浦島太郎とか人魚姫。
    アニメで言うと千と千尋の神隠し。
    人間界とは違う世界がある事を教えてくれる。

    大人になって、そんな世界が本当にある事を私は体験してしまっていて、こういう作品への理解度が深まっていく。

    その世界に触れると現実世界と異世界
    一度に2度楽しめて、とても楽しい。
    どちらにも偏り過ぎないよう、バランスを保つ事が大切だと学んだ。

    この物語の主人公の少女も異世界にいつづけず、すごい勇気で現実世界を作り出したので、クライマックスは圧巻だった。よくやったね…そのまっすぐな正義感は子ども特有かもしれない。
    純粋なエネルギーを感じた。

    そして何よりこの幻想的な絵が、あの「おれたちともだちシリーズ」と同じ降矢ななさんだなんて信じられない。
    全くの別人級なタッチ、世界観、仕上がりに脱帽した。
    それはチェコの民話へのリスペクトも感じられる。
    多面的な表現ができる降谷ななさんが憧れの存在になった。

    現実世界だけだといき詰まる事が人間やっているといつかくる。異世界で起きている事を回収すると、なぜそんな事が起きてるのかとか、ある時はとっておきのアイテムや守護動物と出会う事ができ仲間になってくれたり、現実世界をサポートしてくれる。(RPGゲームの世界と同じような感覚)
    そうやって両世界とうまくバランスを取って生きることができると言う事、この絵本は異世界を否定せず、そっとそこで、その扉を開ける日が来るのを待ってくれているような存在。

    子どもに読むなら年長さん向け。
    異世界の作品は想像力が増し、普段使ってない思考回路が刺激されるので、子どものうちに触れる機会が
    あるといい。そして大人になって、どんなふうに感じるかというのも醍醐味だと感じる。

    投稿日:2026/10/07

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  • チェコの文化との関係を知りたい

    ヴォドニークの残酷な側面とそうでない側面から、チェコの人の川や水に対する両義的な思いを垣間見ることができたように感じました。チェコの文化とヴォドニークのお話の関連が知りたくなる、興味深いお話だったと思います。

    投稿日:2026/10/07

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  • 恐ろしい水の精

    降矢ななさんのイラストです。チェコの昔話とのこと。少女が川に身を投げようとすると、水の精のヴォドニークが少女をつかまえて、自分の館へつれていき、面倒をみてやるといいます。それには条件がありました。水の中の館という幻想的なお話でした。

    投稿日:2024/07/21

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  • 降矢ななさん

    チェコの昔話ということで、気になりました。
    ヴォドニークとは、人々にいたずらをしたり、溺れさせたりする水の魔物。貧しい娘が川に身を投げようとしたところを、ヴォドニークが現れて、川底の水の館にさらっていきます。
    降矢ななさんのカラフルなイラストが、美しい水の世界を幻想的に表現していて、魅了されました。

    投稿日:2022/06/26

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  • タイトルと表紙の絵に惹かれて、手に取りました。

    貧しさに絶望した女の子と、水に住む魔物ヴォドニークのお話です。
    とても強い力を持っている(と思う)ヴォドニークですが、その気まぐれさと(おそらく)悪意のなさで、あまり怖くありません。女の子も、心のままに行動して、最後は、なんとなく平穏がおとずれます。

    降矢ななさんの素敵なイラストで、ヴォドニークの館のイメージがより膨らんでいきます。

    新しい昔話に出会えて嬉しい、一冊です。

    投稿日:2022/03/04

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  • 素敵なチェコのむかしばなし

    降矢さんの絵ということで
    とても楽しみにしていました
    期待したとおりの作品でした!!

    チェコの昔話とのこと
    生きる希望をなくしたむすめが
    川に身を投げようとしていたところ
    泣き声を聞きつけた水の主ヴォドニークに命を救われ・・・

    え?
    水の王?
    カッパに似ている・・・ような・・・
    と、降矢さんの「おっきょちゃんとカッパ」を
    思い出しました

    この王は、むすめを助け
    ある約束をして、働かせます

    お国柄が出ているのでしょうか
    このむすめは、「死」を覚悟していたのに
    水の館の生活で
    生きる力を掴んで
    自らの意志を持って前向きになっていくーように感じます

    水の主ヴォドニークの気まぐれさと
    実は、約束を破ったむすめを一度は許すという
    やさしさ?甘さ?
    異世界の捉え方も、興味深いです

    あとがきを読んで、なるほど・・・

    館の雰囲気、民族衣装、目を覚ました時の風景・・・
    降矢さんの絵のお蔭で
    この国の様子を垣間見るように思います

    く〜〜〜っ、ほしい・・・(笑
    手元に置きたい作品です

    投稿日:2021/08/08

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  • つぼに閉じ込められていた魂

    チェコのむかしばなし。
    水の館というのが、何とも不思議な存在です。
    川沿いの小さな町の、貧しい家の娘が主人公。
    あまりのひもじさに、川に身を投げようとするとは、驚きです。
    ところが、水の主、ヴォドニークに水の館に連れていかれるのですね。
    食べ物などの面倒を見る代わりに、ヴォドニークに仕えるよう言われた娘。
    つぼの中は、決して覗いてはいけないと言いつけられますが、
    つい、というのが、スリリングです。
    ヴォドニークは緑色の容姿で、河童のような異形ですが、
    ある意味、娘を助けていますし、一度は見逃すところなど、その優しさも味わい深いです。
    そして、後半、娘の生き抜く力がすごいと思います。
    だからこその、平穏なフィナーレが嬉しいです。
    チェコらしい昔話に、この地に在住経験のある降矢ななさんが、絵を添えていて、その世界観を体感できますね。
    小学生くらいから、娘の生き抜く力、感じてほしいです。

    投稿日:2021/06/13

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  • チェコの不思議な物語

    降矢ななさんの絵が好きで読みました。
    チェコのむかしばなしです。
    貧困のあまり、生きる希望をなくし川に身をなげようとしていたところを、水の王ヴォドニークに助けられた娘。
    でも、開けてはいけないと言われていたつぼを開けてしまい、驚きの事実を知ります。
    そこからは波乱の展開なのですが、最後はふっと現実に戻ります。
    始まりは少し暗いですが、最後は幸せに暮らしていけそうでほっとしました。

    投稿日:2021/05/25

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  • 捕らえられたのか救われたのか

    人に悪戯したり溺れさせたり、チェコの河童ヴォドニークは悪者のようですが、川に身を投げようとした娘に対しては、なぜか助けようとしたようです。
    娘は魂を取られることなく、ヴォドニークの館で過ごします。
    壷を開けたことが知られたら同じ運命だったのでしょうか。
    でも、娘が生きようと自らが力強く行動するシーンはとてもエネルギッシュです。
    失望が希望に変わって、ホッとしました。

    投稿日:2021/05/02

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