おおきな木」 みんなの声

おおきな木 作・絵:シェル・シルヴァスタイン
訳:ほんだ きんいちろう
出版社:篠崎書林
税込価格:\1,218
発行日:1976年
ISBN:9784784101481
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,549
みんなの声 総数 146
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146件見つかりました

  • ずっしりと心に残る本

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    与える木とすべて持っていってしまう男の子。最後に木は何もなくなってしまうのですが、年老いた男の子は木のもとに帰ってくるのです。
    もし途中で、木が「いい加減にしなさい」、といって男の子の願いを無視したら…。男の子は木のものに帰ってきただろうか、木は「あのとき与えていれば…」と後悔しただろうか、などなど、考えてしまいます。

    今はモノがあふれていて、お金を出しさえすれば子どもの欲しいものは何でも買ってあげられます。自分の物欲は押さえないで、子どもが欲しいというものをどこまで我慢させるか、自分でも矛盾しているな、と反省しきり。

    誰が悪くて誰が正しいのか、と白黒つかないところがまた心に残る本なのです。

    投稿日:2006/09/24

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  • 親心ですね

    親とは子供の喜ぶ顔が見たくて、がんばってしまうことってありますよね。今自分が親になって初めて解る親心、それと同時に自分の親に対して私の両親もきっとそうだった(今でもそう)なのだろうと気づき、両親に感謝を覚える一冊でした。読み聞かせをしていて子供も一緒に聞いていた夫も読んでいる私もそれぞれの思いでシーンとしてしまいました。この本を読み聞かせた翌日、他の事ででしたが、息子が「ぼくもおとうさんになったらこうしてあげるのね」と言った言葉がとても印象的でした。本の感想を聞いた訳ではありませんが何か感じたのでしょうね。見事に大人コースの絵本ですね。

    投稿日:2006/08/28

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  • 今だから理解できる。

    10代の頃,初めて読みました。そして,最近我が子のために購入。今読無から理解できたことを感じて、本とは読むときの自分の立場で心に留まるものが違うものだなあと、あらためて感じます。娘たちも成長していく過程で、何度も手に取って、その時その時の自分に当てはめて、何かを感じていけるよう、大事にそばにおいておきたい1冊です。

    投稿日:2006/07/23

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  • 文句なし5つ★

    • 絵本ママさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、女の子5歳

    この本は、私が大好きな本の一つです。

    親が子どもを思うのと同じように木は「ぼうや」を愛します。
    「ぼうや」がちびっこだった時、木とたくさん遊び、枝に登りリンゴを食べました。
    大きくなり、なかなか来なくなった「ぼうや」が久しぶりに来たので木は嬉しくて「前のように遊んでもらおう」とします。しかし、おおきくなった「ぼうや」はお金が欲しい・家が欲しい・船が欲しいと求めるものばかり。
    木は自分の枝を切られて家にされても・幹を船に使われても「ぼうや」の為になることが嬉しかった。

    最後は切り株になるのですが、何もあげる事ができないと言う木と静かに座る事が出来る場所を求める「ぼうや」。
    精一杯背伸びをし、座ってもらう木。

    とても大きな愛を感じる本です♪

    投稿日:2006/07/23

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  • 深く深く考えさせられる本でした

    • 雪子さん
    • 20代
    • その他の方
    • 長崎県

    最近、新聞でこのサイトの存在を知り、今日さっそく紹介されていた絵本を探しに出掛けました。そして見つけたのがこの本です。1度目に読んだ時は切なさを、2度目に読んだ時は感動を、そして3度目に読んだ時は暖かさを感じることの出来た絵本でした。これまで様々な絵本に出会いましたが、今はこの本がナンバー1です☆
    私は現在学生で、子供と接する機会もほとんどなく、子供がこの絵本に対してどのような反応をするのか全く想像できませんが、将来子供ができた時に是非読んで聞かせたい絵本となりました。子供にとっては難しいのかもしれませんが、子供ならではの感受性で必ず何かを感じとってくれることでしょう。

    投稿日:2006/07/18

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  • ホントの幸せ

    • コルクさん
    • 20代
    • その他の方
    • 埼玉県

    大好きな少年のために自らを与え続ける木と、自分の欲のために求め続ける少年。
    何だかどちらも悲しいな、と。物じゃなくて、そばにいられることが本当の幸せだって気付かされました。
    子供と大人では感じ方が違うと思いますが、小さいときに読んでおいて、大きくなってからもう一度この本の意味と向き合えたとき、また新しい感動と出会えるのではないかと思います☆
    英語の授業で教材として使われたのが、この作品との出会いでした。なので最初に読んだのは原文です。訳していて涙が出ました。
    原文も基礎の文法しか使われていないので、小5、6から自分で読めるのではないかな?と思います。

    投稿日:2006/06/26

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  • 与え続ける愛

    • ほんともさん
    • 20代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子2歳、女の子0歳

    1本のりんごの木が、1人の人間に限りない愛を捧げるお話。白黒のシンプルな挿絵に、短い文言が数行。本にも「3才から老人までの絵本」と書いてありますが、まさにその通り。読む人で、受け取り方が何通りとある一冊です。

    りんごの木に見守られ、成長していったちびっこ。月日は流れ、ちびっこは大人になる。その子がお金が欲しいと言えば、りんごを売るように言った。家が欲しいと言った時は、枝を切り家を建てることを提案した。幹を切り倒して舟を作ると行ってしまっても、木はそれで嬉しかった。「だけど、それは本当かな」。自分の持っているもの、全てを与える。限りない、ただただ相手に尽くす愛。与え続ける愛の形について、考えさせられました。

    投稿日:2006/06/24

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  • いつかまた・・

     3歳半孫娘が、昨晩のお泊り、お休み絵本の10数冊目に奥の方から引っ張り出したのが、緑の表紙の「木」の絵本だというこの本でした。
     驚きでもあり、うれしくもなりました。
     前半の単純な繰り返し部分はもとより、後半の文章部分になっても静かに聞き入っていました。
     今、この本の何に惹かれ、何を思うのか、理解するのは難しいところですが、いつかまた引っ張り出して、新たな発見を重ねてくれるといいなと思います。
     今回、彼女が拘ったページは、木の陰に足が4本並び、ハートマークが2つにと、ちびっこが青年なったところです。

    投稿日:2006/06/06

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  • 無償の愛

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子12歳、男の子10歳

    学校での読み聞かせで、読み終わった後に「みんなにも、こんな『おおきな木』がそばにいてくれるんだよ」と言うと、分かってくれる子達は少なかったです。
    でも、きっと自分たちが親になった時に、思い出してくれると信じています。

    投稿日:2006/06/01

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  • 人間のエゴについて考えさせられる

    評価が割れる本だと思います。そして、作者はその評価を読者にゆだねているのだと感じました。そうでなければ、この木があまりにも哀れに思えて仕方ありません。

    少年の成長とともに1本の木との関係は変化してく。少年の遊び相手だった1本の木は、やがて思春期を経て大人になった少年に自分の身を捧げて対価を与える。少年の欲望は、どんどんふくらんでいくばかりだった。

    私は、こうして自然破壊が繰り返されてきたように思えてならなかった。人間のエゴで、いかようにも自然を利用して、取れるものはなんでも取ってしまう欲深さを、この本は表現しているように感じました。

    良い本なのか、そうでないのか、私には判断が出来ませんでした。

    投稿日:2006/05/23

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