さがしています」 みんなの声

さがしています 作:アーサー・ビナード
写真:岡倉 禎志
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2012年07月20日
ISBN:9784494007509
評価スコア 4.68
評価ランキング 2,248
みんなの声 総数 21
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  • 子供に戦争を伝える初めての本として

    広島の持ち主を亡くし、被曝したモノ達の声を通して、被曝の恐ろしさが描かれています。

    8時15分で止まった時計
    レイコちゃんのお弁当箱
    マリコちゃんのカバン
    トシヒコくんのビー玉

    突然の悲劇・・・
    途切れた未来・・・

    目を覆いたくなるような写真を見せるには、まだちょっと早いけど、戦争の事を伝える初めて本として、私はおすすめしたいと思いました。

    10歳の娘とは、この本をきっかけに戦争の事や原発の事などを話したりしました。

    投稿日:2012/10/01

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    3
  • 様々な本が、様々なアプローチで子どもたちに伝えようとしている昭和20年8月6日、ヒロシマ。
    この絵本では、あの日あの時、突然止まってしまった時間の中に取り残され続けているモノたちが主人公です。その時刻をさしたままの壁掛け時計。食べてもらえなかったお弁当箱。いびつに歪んだビー玉。モノたちはそれぞれ時が止まる前の暮らしや思い出を語ります。そしてあの日の『ピカアアアアアッと』光った瞬間を。以来何かを探していることを。
    それはまさにヒロシマの記憶そのものと言っていい。
    詩人でもあるアーサー・ビナードさんの言葉は平明で率直です。感傷的でもなく、感情の昂ぶりもなく、淡々と紡がれた言葉たちはだからこそ、読む人の心の奥深くにしっかりとヒロシマを刻みます。そしてその出来事のたまらぬ理不尽さに私たちはおののくのです。
    加えてアーサー・ビナードさんがアメリカに生まれ育った生粋のアメリカ人であることにも、ある種の感慨を持って読まずにいられません。あとがきに自国での学校教育において繰り返し原爆投下の『必要性と正当性を教えられた』とあります。その作者がこの絵本を作るにまで至った心の変遷はどのようなものであったでしょう。
    証言者であるモノたちのポートレイト(写真)は眺めるほどに訴えかけてくるようです。「さがしています」と。そして「ノー・モア」と。
    子どもにも、おとなにも、多くの人に手にとって欲しい一冊です。

    投稿日:2015/08/24

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    1
  • 止まった時間

    命とは時間。物たちが語るのは止まった時間、いえ無理に止められてしまった時間。

    平和記念資料館に所蔵されている被爆者の方々の遺留品に詩がつけられています。

    あの日あの時あの時間に止まってしまった命、亡くなる寸前に大切な家族や友人たちに伝えらたかったであろう言葉。

    写真と詩が語り部となり、私たちにその時が止まった時間を教えてくれたような気がしました。

    特に鮮明に印象に残ったのは紫色のドレスでした。今からでも着られそうなきれいなドレスの持ち主はいません。

    人の命は永遠ではない。その永遠ではない命を戦争で止めることがあってはならない。

    平和記念資料館にはまだ行ったことがありませんが、この本の物たちを通じて平和を守って次の世代に伝えていかなくてはならないと思いました。

    投稿日:2013/08/30

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    1
  • 鳥肌がたちました

    突然終わってしまった、人々の営み。
    家族を探し回って、被爆してしまい、死んでしまった人。
    心に迫るものがありました。

    原爆と同時に、時間が止まってしまったもの。
    持ち主を失い、今も持ち主を探し続けています。

    この絵本を読んで、一番驚いたのは、この絵本を作っているのが、原爆を投下したアメリカ人であること。
    アメリカでの原爆についての教育に疑問を投げかけ、原爆について真剣に向き合っている姿が伝わりました。
    子どもたちに伝えたい「戦争の恐ろしさ」「原爆の悲惨さ」「戦時中でも人々の営みがあったこと」すべてが集約されている絵本だと思います。

    投稿日:2013/08/14

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    1
  • 忘れては、いけない事。

    • みつばぁばさん
    • 40代
    • その他の方
    • 愛知県
    • 女の子18歳、女の子16歳

    絵本は、楽しいですね。いろんな世界を見せてくれます。
    おばちゃんは、大好きです。
    でも…この絵本は、決して楽しくは ありません。
    おばちゃんは、広島出身です。
    だから 「語り部」の方から聞いたことがあります。
    昭和20年8月6日 広島市内に原子爆弾が投下されました。
    多くの大人も子どもも動物も草花も 一瞬にして
    命を奪われてしまった悲しい出来事です。
    この絵本は、持ち主を捜しているメガネや鍵、お弁当箱たちの声が
    聞こえてきます。
    戦争を知らないからこそ、今が平和だからこそ
    この絵本を開いてほしい と思いました。

    投稿日:2013/07/06

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    1
  • 話題作だったので読みました。
    前から知ってはいたのですが、なかなか手が出ず…。
    原発事故のことも思い出すし、
    とても重い絵本と感じてしまっていました。
    でも、読んでみて、これは、子どもたちに読み聞かせするべき
    絵本だ!と思いました。
    広島や長崎に修学旅行に行く前や、
    行ったあとなどに読むとよりよいと思います。
    6年生くらいにぴったりの絵本です。
    戦争反対の絵本はたくさんありますが、
    この写真が訴えかけてくるものは強烈です。
    今の時代に、アメリカ人の作者が書いた文ということにも
    衝撃をうけますし、これが世に出たことはすばらしいと思います。
    読んでいて涙が出てしまいますが、今の子どもたちに
    読んで感じてほしい本だと思うので、
    小学生への読み聞かせを決意しました。
    そして、原発は絶対反対!とあらためて思いました。

    投稿日:2013/05/13

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    1
  • みつかるといいですね

    扉に鍵束がありました。
    扉を開けると、「こんにちは」と招き入れられました。
    そして話しかけられたのです。
    ピカドン。
    ピカアアアアアッと光った瞬間に、大事なものを見失った多くの語り部たち。
    ピカアアアアアッと光ってから、必死に頑張って生きようとしたけれど、持ち主を守りきれなかった語り部たち。
    14人の語り部たちが、それぞれの思いを語りかけてくる。
    本当に心に迫ってくる。
    あの時から、大事なものを探し続けている。
    14のドラマが展開されます。
    14の語り部たちは、2万を超える迷い児たちの思いを代弁するように訴えてきます。
    アメリカ人でありながら、第五福竜丸を見て自分たちの過ちを『ここがいえだ』で訴えたアーサー・ビナードさんが、今度は日本人以上に語り部になりきって、地の底から響いてくるような声で、語りかけてきます。

    本当に、止まってしまった時は昔になりようがないのですね。
    さりげない写真も、語りかけてくるように緊迫感に溢れています。
    タイトルがすごい。
    本当の意味で、語り部たちは失ったものを取り返すことはできないことはわかります。
    でも、探し続けている彼らが安堵してさがすことを止められるように、自分たちもどうしたらいいか、一緒に探していかなければいけないと思います。

    投稿日:2012/10/08

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    1
  • 多くの人に知ってもらいたい本です

    アメリカの学校で原爆投下の必要性と正当性を学んできた著者が、このような本を書かれたことに非常に驚くとともに感銘を受けました。この本は、日本人が書いたかのような、私がこれまで読んできた原爆被害者の声が書かれていました。この作品をつくられるのに作者が相当に心を砕かれたことが拝察される内容でした。心にぐっとささる言葉がたくさんありました。

    投稿日:2025/06/07

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  • 痛切な

    • 宝島さん
    • 10代以下
    • ママ
    • 香川県
    • 女の子0歳

    広島の原爆投下の遺品たちの写真に、詩人のアーサー・ビナードさんが詩をつけた絵本です。
    戦時下なので普通ではなかったにしろ、その日も誠実に生きていた人たちが、一瞬で火傷を負って苦しんで死んでいったことが、静かにでも痛切に心に感じる絵本でした。

    投稿日:2022/03/13

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  • 普通の暮らしをしていた人が

    原爆のことを語った「ドームがたり」と同じ作者さんによる絵本です。
    広島平和記念資料館に保管されている遺品たち。
    原爆によって持ち主を失ったものたちの、持ち主の思い出と、持ち主を探し求める気持ちが語れます。
    普通の暮らしをしていた人の時が止まってしまったのを思うと、胸が苦しくなりました。

    投稿日:2020/12/17

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