どんなかんじかなあ」 みんなの声

どんなかんじかなあ 作:中山 千夏
絵:和田 誠
出版社:自由国民社
税込価格:\1,650
発行日:2005年07月
ISBN:9784426875060
評価スコア 4.75
評価ランキング 815
みんなの声 総数 56
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  • 感じてみないと分からない

    目が見えない、耳が聞こえないってどんなこと?頭では理解しているように思っても、実際に、その立場になってみないと、本当には分からない。それは、仕方ない。でも、分かろうとすることはできる。それが何より大切。

    投稿日:2022/06/29

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  • 主人公の「ぼく」が、ともだちの「めがみえないまりちゃん」「みみがきこえないさのくん」「おとうさんとおかあさんがいないきみちゃん」の気持ちを「どんなかんじかなぁ」と素朴な疑問を持って同じ目線で考えます。

    ただ素直に相手のことを「すごいんだね!」「きっとさびしいんだろうね」と言えるのは自分もまた他の人とは違う特別(あえてそう言わせてもらいます)を持っているからなのですね。

    最後に妙に納得してしまいましたが、「ぼく」が健常者であったら同じように相手の気持ちに寄り添って考えることはどれだけできるのかなと思いました。自分との違いを想像すること。当たり前の人間なんていないと理解すること。子どもの柔軟な頭のうちに、さまざまな視点で考えるきっかけになるといいなと思いました。

    投稿日:2021/07/05

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  • そうだったんだ・・・

    相手の気持ちを考える

    それって難しいことですね。

    どんなかんじかなあ

    この疑問ってすごいですね。

    この絵本の男の子は

    目が言えない子の気持ち、

    そして震災で両親をなくした子の気持ちを

    それぞれ考えていました。

    目がみえない子の気持ちは

    自分がしばらく目をつむり

    耳だけでいろんなものを感じ取っていました。

    震災で親をなくした子の気持ち、

    これだけは同じことをできないんで

    その女の子に聞いてみたんです。

    その女の子が後日

    言ってきた言葉にハッとしました。

    そんな〜・・・。

    そうだったよね。

    知らなかった。

    投稿日:2021/05/01

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  • 相手の立場にたつってこういうこと

    相手の立場にたって考えよう。
    よく言われることですが、これって実は結構抽象的で子供には分かりづらいんですよね。
    これをもっと分かりやすく。
    目が見えない友達をみて、目が見えないってどんな感じだろうと自分も目をとじてみるひろくん。
    そして知る、新しい世界。そうか、目が見えない人にはこんなにもたくさんの音が聞こえていたのだと。
    でも、そんなひろくんは。。
    ラストにびっくりして泣きそうになりました。
    まだ娘たちには少し難しい絵本かもしれませんが、これは絶対にいつか読んであげたいと思います。

    投稿日:2021/03/01

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  • 最後にはっとさせられます

    4歳娘が何気なく手にとって、図書館で借りてきた本です。沢山借りてきた中で、姉8歳の娘が考えさせられた、と感想を言って、ママにも読んでもらいたい、とのことで読みきかせをしました。
    どんなかんじかなぁ?と、自分じゃない誰かのことを想像してみる、それは中々難しいことです。だって、自分はその誰かではないから。けれど、それを諦めずにやってみれることが素晴らしいと思いました。娘がたちにも、世の中には色んな人がいてね、その人たちのことを想像してみてね、ということを伝えました。

    投稿日:2020/12/29

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  • 考えさせられました

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、女の子7歳

    目が見えないってどんな気持ちかな。
    耳が聞こえないってどんな気持ちかな。
    自分じゃない人の気持ちを感じるため、その人と同じ状態になってものごとを考える男の子。
    素直でとっても素敵な感性を持っているな。と感心していたら、その男の子は自由に体を動かせなくて…。
    あぁ、本当に色んな子がいて、みんなかわいそうじゃなくてすごいんだな、って新しい考え方を知り、世界が広がった気がしました。

    投稿日:2020/05/21

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  • いいものはいつまでもいい

     最近日本テレビ系の「世界一受けたい授業」という番組で紹介され、再び脚光を浴びている中山千夏さん文、和田誠さん絵の絵本。
     最初に刊行されたのが2005年7月、その年の第11回日本絵本賞を受賞しています。
     障害をテーマにしていて、とても考えさせられる絵本の名著です。

     なにごとにも好奇心旺盛の男の子、ひろくん。
     ともだちに目の不自由なまりちゃんがいる。
     だから、見えないというのはどんな感じなのか、考えてみた。
     そして、目をとじる。
     そうしたら、たくさんの音でいっぱいだった。
     さのくんというともだちは耳が不自由。
     だから、耳せんできこえなくした。
     そうしたら、今まで見えていなかったたくさんのものが見えてきた。

     ひろくんは好奇心旺盛だから、いろんなことに興味があって、それでわかることも出てくる。
     きみちゃんは神戸の震災で(あれは1995年でした)お父さんもお母さんも亡くしてしまった。
     ひろくんはそんなきみちゃんの気持ちを「どんなかんじかな」と考えてみた。
     でも、わからなかったのできみちゃんに聞いてみる。
     「すごくさびしいんだろうね」って。
     でも、きみちゃんはそうでもないという。

     私たちのまわりにはそれぞれ事情を抱えた人たちがたくさんいる。
     その人たちのことを「どんなかんじかな」と考えるだけで、少しだけ世界が違ってみえるのかもしれない。
     もし、いじめられているともだちがいたら、「どんなかんじかな」と考えるだけで、違う行動がとれるかもしれない。

     この絵本のすごいところは、最後。
     きみちゃんがひろくんのところできて、「いちにちじっとうごかない」て、「どんなかんじかな」と思ったという。
     どうしてだと思います?
     最後のページに描かれたひろくんを見て、胸が熱くなります。

    投稿日:2019/03/17

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  • すごい!

    某テレビ番組で取り上げられていて、娘たちに読んであげたいと思って借りてみました。

    目の不自由な人、耳が不自由な人、世の中にはいろんな人がいますが、みんなそれぞれ頑張っていて、そうではないとわからないこともあることを、わかりやすく伝えてくれる絵本でした。

    こんな風に「どんなかんじかなあ」と思ってみることって、とても大切なことではないでしょうか。

    投稿日:2019/02/02

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  • 相手のことを考える

    目が見えないってどんな感じ?
    耳が聞こえないってどんな感じ?
    それを自分なりに試してみることで、
    相手の日常がどんなものかを感じてみる・・・

    大人目線ではなく、
    子供が、自分なりに「こうかな?」と思い、
    ポジティブな感想を述べているところに、
    心の強さ、大きさ、美しさを感じます。

    自分のことばかりではなく、
    相手のことを考えてみる、
    良いきっかけになりそうなお話です。

    投稿日:2018/02/28

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  • そんな思いが芽生える一冊

    どんなかんじかなあ…
    目が見えないって、耳が聴こえないって、動けないって…
    目が見えないから聴こえる音、耳が聴こえないから見えるもの…
    見えるひと、聴こえるひとの何倍も。

    娘に「もしかすると、目が見え、耳も聞こえる私たちは、半分の機能しか使ってないのかもね」と言うと、「すごいねぇ、すごいねぇ」と感心していました。

    さらに、「目が見えないなら、耳を120%使わないと、命の危険だってあるんだよ。だから、眠っている能力が発揮されるんだね」と付け加えると、「足りない部分は、まわりも補ってあげないといけないね」と言っていました。

    相手を理解できる。
    すごい能力に気づくことができる。
    関心をもつことができる。
    誰かの力になりたいと思う。

    押しつけではなく、しぜんとそんな思いが芽生える一冊でした。

    投稿日:2016/05/20

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