三びきのこぶた」 みんなの声

三びきのこぶた 作:(イギリス昔話)
絵:山田 三郎
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1967年04月
ISBN:9784834000979
評価スコア 4.59
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みんなの声 総数 96
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  • 私の知らない三匹のこぶた

    イギリス民話より。
    母子家庭で貧困のために子どもを育てきれなくなった母親ブタが、思い切って子どもたちを旅に出す。長男はわらで家を建て、次男は木の枝で家を建て、三男はレンガで家を建てるが…。

    リアルな話である。私が子どものころに聞いた話とだいぶ違っていた。詳しくは本書を読んで、確かめて欲しい。

    まず絵が素晴らしい。非常にリアルな描写で、生き生きしている。登場人物はもちろん、衣装や小物、風景や建物などがしっかりしていて、現実味がある。
    お話も意外な展開になる。三男とおおかみとの知恵比べはスリルがあった。長男と次男は残念だったが、三男は運もよく、知恵もあり、人生を切り開いていく力もあった。
    三男がレンガの家を建てることにしたのは、実は偶然だった。私の知っている話では、自分で考え付いたことだという設定になっていたが、この本では三人とも家の材料の決め手は偶然だった。
    運が人生をおおきく左右するすごい事例だ。ただ、運がよくてもその後に次々と起きる困難を切り抜けていくのは、知恵だった。

    印象深い話。

    投稿日:2022/06/11

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  • 有名なお話なので様々な絵本でこの物語を読んできました。こちらの絵本は読みごたえのあるストーリーと本格的な絵柄が印象的な一冊です。小学一年生の娘に読み聞かせてみたら、最後に「え?そうなるの?」と言うので、オオカミを食べるラストにびっくりしたのかなと思ったら、「ほかのこぶたはたすからないの?」と言っていました。
    確かに絵本によっては、三びきのこぶたは全員助かってめでたしめでたしの場合もありますね。残酷な場面を排除して子ども向けに描き直されたものではなく、リアルなお話をきちんと知っておくのもいいことだなと思いました。

    投稿日:2022/01/06

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  • イラストが好みです。

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳

    有名なお話なので、同じタイトルの絵本がたくさんありどれを選ぼうかと迷いましたが、昔話なので、お話の雰囲気を大事にしたくて、この本を読み聞かせしました。本が大好きな5歳の娘にとって、ボリュームもちょうど良かったです。

    投稿日:2021/07/07

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  • 3匹目のこぶたvs.オオカミ

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子24歳、女の子19歳

    お話会などでたまに読んでくださる方がいますが、自分で子どもたちに読んだことはまだありません。
    子どもの頃に読んだ作品がコレだったためか、「さんびきのこぶた」というと、頭の中に出てくる表紙絵は、山田三郎さんの、この丸々ト太った3匹の兄弟こぶたの楽し気な絵でしたが、普通に検索したら結構な数の同盟タイトルがずらずら出てきたのに驚きました。
    (こんなにたくさん出版されていたんですね)
    ストーリーはディズニー風の内容とは違い、原作にかなり近い内容で、それでも幼児が手にしても飽きないくらいの長さに収められています。
    (さすが、瀬田貞二さんです)
    それにしても、よく考えたらすごい数のレンガが無いと、3番目の子ぶたが作ったこんな素晴らしい家は建てられませんね。どれだけレンガを頂けたのでしょうか。
    この絵本では、上の2匹が食べられてしまうシーンより、後半、オオカミと3番目の子ぶたのやり取りのほうにページを割いて楽しく描かれています。

    投稿日:2019/06/05

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  • 知恵を絞って

    お馴染みの三びきのこぶたですが、この話は、一番目のこぶたは、藁で造った家だったので、オオカミに、「ふうふうの ふっ」と
    家を飛ばされて食べられてしまいます。二番目のこぶたも木の枝で造った家だったので、「ふうふうの ふっ」で、同じように家を飛ばされて、こぶたも食べられてしまいました。
    三番目のこぶただけは、レンガで造った丈夫な家だったので、「ふうふうの ふっ ふうふうの ふっ」と、やりましたが、家は、吹き飛ばされませんでした。
    オオカミは、いろいろとこぶたを誘うのですが、こぶたが知恵を絞ってオオカミを食べてしまったのでした。
    オオカミは、二匹のこぶたの兄弟たちも食べてしまったのですが、
    こぶたが、オオカミをことこと煮て食べてしまったのが、気持ち悪かったです。それからは、こぶたがずっと幸せに暮らしたのは、よかったなあと思いました。裏表紙の6匹のお孫ちゃんのようなこぶたちゃんが可愛かったです。

    投稿日:2019/04/06

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  • 正統派「三びきのこぶた」

    • molanさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子8歳、男の子3歳

    誰もが知っている「三びきのこぶた」。
    色んな絵本が出ている中で、この本はまさに正統派と言えるのではないでしょうか。

    まず、リアルな絵。
    子どもウケするようなかわいい絵ではありませんが、細かく描きこまれていて、イギリスの民話らしい雰囲気が感じられます。
    日本の絵描きさんによるものですが、私は外国の方が描かれたのかと思ったほどでした。

    そして、物語の容赦ない展開。
    兄さんぶたたちはおおかみに食べられてしまいますし、おおかみも最後には鍋でことこと煮られてしまいます。
    こういった残酷ともとれる場面でも、淡々と書かれているとなんだか滑稽に感じられます。
    案外子どもたちは普通に受け入れているようでした。

    王道のお話ですが、繰り返し手に取りたくなる絵本だと思います。

    投稿日:2018/09/13

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  • 王道

    福音館書店のこちらの絵本が一番王道と聞いて購入しました。
    確かに自分が昔読んでいた内容とは違いました。
    本当はこのようなストーリーだったのですね。
    描かれている絵もリアルで、オオカミも豚も、なんだか意地悪く見えるのですが、そこがまたいいですね。子供にすり寄ってない絵本だなと思いました。

    投稿日:2017/08/29

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  • 賢いこぶた!

    最近、幼稚園で三びきのこぶたのお話をしてもらったのが楽しかったようで、読みました。以前読んだときと比べ、読み聞かせの手応えを感じ、充実した時がもてました。

    家をつくるのにれんがを選んだのはたまたまだったかもしれないけれど、それにしても、何度もおおかみの裏をかいてその追撃をかわすのは賢いこぶただからこそです。

    さいごにおおかみ料理をいただき平穏な生活を取り戻したところで、こぶたと一緒にほっと胸をなでおろしました。
    しつこいおおかみみたいですから、逃がしてしまっては、いつまたやって来るかわからないですからね。。

    投稿日:2016/12/20

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  • 大人が読んでも

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    この三匹のこぶたは絵もリアルで、内容も原作に忠実なのではないかと思います。
    かわいらしいキャラクターのぶたさんのもいいですが、私はこちらを読み聞かせに使いました。3歳くらいでしたが、ちゃんと楽しめていました。大人が読んでも、原作ってこうなんだなぁ初めて知ることが出来てとおもしろかったです。

    投稿日:2016/10/03

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  • あれ?少し違うね

    子供に読んであげながら「あれ、これは私の知っている話と少し違うぞ」と思いました。わらの家を作ったこぶたと、えだの家を作ったこぶたはオオカミにアッサリ食べられてしまいます。読み終えた後、裏表紙に書かれた注釈を読んで納得。私が慣れ親しんできた「三びきのこぶた」のお話は、子供用にソフトに書き換えられていたものだったのですね。
    グリム童話も元は残酷なお話だというのは有名ですが、必要以上にお話を子供向けに作り替える必要はないというのには賛成です。
    ただ、わらの家とえだの家はラクに建てられるのに対し、レンガの家はコツコツ時間をかけて丁寧に作り上げたという違いはもう少し描いてもらいたかったかな。

    投稿日:2016/05/30

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