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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい スケールの大きさに癒されます   投稿日:2009/05/10
光となり 風となって…
光となり 風となって… 作: 高木たかし
絵: 小泉 るみ子

出版社: 文研出版
この絵本を読んだ時に、あの「千の風になって」を思った。悲しみの歌なのに、なんであれほど多くの人の共感を得たのだろうか。あの歌には、感動と癒しがあるからに違いない。
そして、この絵本です。
開くページ毎に書かれている詩と絵は、スケールの大きさと、メロディがあります。
誰もが経験する身近な人の死。子どもが悲しみに心を動転させている時に、この本は間違いなく助けてくれるだろうなと感じました。
悲しみが裏側にありながら、すべて前向きに優しい言葉で語ってくれるのです。
一人で読むのだったら大人。読み聞かせは高学年。必要な時に出せれば良いのかも知れませんが、大事にしたい本だと思いました。
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なかなかよいと思う 目が見えない子たちの世界   投稿日:2009/05/08
雨のにおい星の声
雨のにおい星の声 作: 赤座憲久
絵: 鈴木 義治

出版社: 小峰書店
この絵本。子どもにはあまり受ける本ではありませんでした。
しかし、何かを感じ取っていたように思います。
目が見えないってどんなことだろう。自分たちは勝手に想像するけど、実際の当人たちがこれほどの感性をもって周りの世界をみているのかと思うと、ただただすごいと思うばかりです。
土のにおい、風の形、自分自身の姿、知らない世界の形、etc。
彼らの感性は研ぎ澄まされていて、私たちが普段当たり前にして見過ごしたり、無関心だったりすることが、とても大きなことなのだと感じました。
多分、息子も自分の感じ方と、この絵本の中で紹介されている目の不自由な子どもたちの感性の違いについて、考えていたのだと思います。
たまには、こんな本を読んであげることも大切かと思います。
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なかなかよいと思う さわやかなお話です。   投稿日:2009/05/02
ちいさなこいのぼりのぼうけん
ちいさなこいのぼりのぼうけん 作: 岩崎 京子
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 教育画劇
子どもの日といえば、子どもが幼稚園に入ってなじみ始めた頃でしょうか。
おりがみ、クレヨン、…なつかしく思いこの本を手にとりました。
おりがみで折ったこいのぼりが、幼稚園を飛び出して自由に空を飛び回ります。とてもさわやかな絵本でした。
長野ヒデ子さんの絵がとてもかわいくて、気持良いです。
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自信を持っておすすめしたい 鼻がないって?   投稿日:2009/05/01
コワフの消えた鼻
コワフの消えた鼻 作・絵: 牧野良幸
出版社: 長崎出版
いばってばかりいるコワフ市長。
嫌気がさしたか鼻が逃亡。
鼻はコワフさんの良心なのでしょうか。市長と正反対の善意のかたまり。
困っている人を助け、市民の人気者になって大活躍。
選挙の候補者にまで選ばれ、鼻のない市長を圧倒してまう。
今までの自分を反省して、最後には鼻をとりもどした市長でした。
同じような話は他にもありますが、この絵本、鼻が人間のように活躍するところ、いたるところに「鼻」が描かれていて、息子も絵を楽しんでくれました。
やっぱり鼻は顔の中心にあって、なくてはならないものですね。
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なかなかよいと思う 子どもがいなくなったとき両親は   投稿日:2009/04/30
ロバのシルベスターとまほうの小石
ロバのシルベスターとまほうの小石 作・絵: ウィリアム・スタイグ
訳: せた ていじ

出版社: 評論社
院内学級での読み聞かせ。
こじんまりして静かに聞いてもらえたのですが、自分としては苦戦。
センテンスが長いのと、カタカナ。そして、文章が女性文。何度もつっかえてしまったり読み間違いをしてしまったり読み終えてから反省しきり。
自分の苦手をむき出しにしてしまいました。
とはいえ、話は親としてとても考えさせられる内容でした。
子どもが行方不明になったら親はどうなるのだろうか? 
ダンカン夫婦の苦しみ、あきらめ、でも忘れられない子どもへの思いが切々と伝わってきます。
子どもが帰ってきた時、二人の思いは言い尽くせないほどだったでしょう。
この絵本では、シルベスターが帰ってきます。聞いている子どもたちは、ダンカン夫婦のつらさまでは思い至らないかもしれません。
親も、自分の子が行方不明になったら(?)などと思い至らないかと思います。
でも、現実社会では、悲しい事件が後をたちません。
子どもには、自分がいないと親はこれほど悲しいんだということを少し感じて欲しいと思いました。
話は戻りますが、この絵本はあわてず、ゆったりとしみじみと読む本だと思いました。
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自信を持っておすすめしたい お父さん、出産の話に挑戦   投稿日:2009/04/30
いのちは見えるよ
いのちは見えるよ 作: 及川 和男
絵: 長野 ヒデ子

出版社: 岩崎書店
目の不自由な夫婦の赤ちゃん。
怪我して入院してしまったご主人に代わり出産に立ち会ったエリちゃん。
命の大切さをひしひしと伝える話ですが、父親の私が読み聞かせするには勇気のいる絵本。
でも、よく見たら作者は男性。淡々と読み続ける私を12歳の息子は自然に受け入れてくれました。
私もわが子の生まれる瞬間に立会い、父親になった感動と重さを、この絵本で息子と共有できたと思います。
子どもの姿は見えなくても、「いのちは見えるよ」というルミさん。その言葉の大きさとエリちゃんの感動を、エリちゃんの家族がふくらませてくれます。
そして、小学校では先生が授業の中でクラスのみんなと共有させてくれます。
話の展開が、子どもたちにとってとても大切なことを考えさせてくれます。
長野ヒデ子さんの絵。この話を包み込んでくれていて、この絵本のメッセージを見る人に優しく伝えてくれると思います。
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自信を持っておすすめしたい 楽しい参加型絵本   投稿日:2009/04/28
おならうた
おならうた 原詩: 谷川 俊太郎
絵: 飯野 和好

出版社: 絵本館
小2のクラスで読み聞かせをした時、余った時間で詩の朗読をしたことがあります。なぜかそれがウケて、「アンコール」の声。次は、子どもたちとかけ合いで詩の朗読を繰り返しました。
それから読み聞かせにのめりこんだ私ですが、子どもたちはリズム感のある詩は大好き。みんなで声を合わせて参加してくれました。
この「おならうた」は、その時の感動を再現してくれ、しかも視覚的にも子どもたちを引きずり込んでしまう最高の参加型絵本です。
だまされたと思って、自分が読んだ後を子どもたちに繰り返させてください。子どもたちがこれほど参加してくれるのかと感激するはずです。
気づけば、子どもたちが谷川俊太郎の詩を口ずさんでいるような快挙。
少し下品かもしれないけど、これがまた子どもたちは大好きです。
飯野さんの絵も匂って来るような見事なタッチで、子どもたちを引きずりこんでしまいます。
親子ともども楽しみました。
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自信を持っておすすめしたい すてきなおじいちゃん   投稿日:2009/04/25
おじいちゃんの ごくらくごくらく
おじいちゃんの ごくらくごくらく 作: 西本 鶏介
絵: 長谷川 義史

出版社: 鈴木出版
長谷川さんの描くおじいちゃんは、とてもすてきです。話はちがうけど「いいから、いいから」も、とてもすてき。
この絵本の「ごくらく、ごくらく」というおじいちゃんのくちぐせ。このやさしさがきっと子どもにはたまらないのだろうな。
私は、長谷川義史さんの作品の味わい、やさしさがとても好きですが、この作品は今までに読みあさった中で最高です。
長谷川さんは、さりげない言葉をくりかえすことで、絵本の中にやさしさのリズムを盛り込んでいます。これが、気がついていると子ども達もくちぐせにしていたりして…。
話は、おじいちゃんが死んでしまう話。悲しい話だけど、いつかはおじいちゃんって先に死んでいくんだよね。
でも、この子の心におじいちゃんは生き続けると思います。園バスに乗るのを見送ってくれた思い出、一緒にお風呂に入った思い出、おもちゃを作ってくれた思い出。みんな「ごくらく、ごくらく」というおじいちゃんのくちぐせと一緒に思い出すんだろうな。
私も心の中に生き残れるおじいちゃんになりたいな?
アッ、頑張って長生きしないと、おじいちゃんになれないか。
息子にはやさしくなれないお父さんでした。
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自信を持っておすすめしたい 子どもたちに伝えたい…、でも、せつない話   投稿日:2009/04/24
ちいちゃんのかげおくり
ちいちゃんのかげおくり 作: あまん きみこ
絵: 上野 紀子

出版社: あかね書房
からだの弱い人までも招集される、太平洋戦争終末期の悲惨さ。
誰もが悲壮感を感じながら、思想統制で作られた使命感で自分を納得させようとしていた時代。
こんなに悲しいお話が、絵本で見事に表現されています。
読みながら、胸の中にこみ上げてくるものがありました。
戦争の中で、家族が死んでいく。最後にちいちゃんも死んでいく。
救いようのない話なのに、とてもソフトに描かれているのが、この本のやさしさであり、奥深さでもあると思います。
息子は「悲しい話だね」と一言。
あまんきみこの抑えた語りが素晴らしく、上野紀子の絵が幻想的で素晴らしく、両者の調和がさらに素晴らしいです。
自分の心も空の上に放り上げられたような気がしました。
余計な解説はせずとも、息子の心に響いてくれたと思います。
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自信を持っておすすめしたい 技師もおばあさんも好き   投稿日:2009/04/23
天とくっついた島
天とくっついた島 作: 立松 和平
絵: スズキ コージ

出版社: 河出書房新社
沖縄の孤島の大自然と、環境。開発による経済効果と環境破壊。それに加えて、戦争の悲惨さの体験。
言葉にすると堅苦しい内容が、絵本の中にぎゅうぎゅうにつまっていますが、とてもファンタジックな絵本です。
開発のために島を訪れた技師と島に住むおばあさんの会話で話が展開します。
「海がお母さんだ」なんて、おばあさんもすごい。おばあさんの語りはすごく説得力があります。私も技師の立場で感動してしまいました。
技師の思いもとてもよくわかります。技師は、この島を良くしようとしているだけなのです。
それが、日本が進んできた道だし、自分も島にリゾートを求めてまったく違和感がありません。
しかし、経済のためにはこの本のような「技師」が必要なのです。そして、環境保護のためには「おばあさん」が必要なのです。
立松さんは、自身の代表作「遠雷」を、絵本で表現してみたのでしょうか。(高度成長の中で崩されていく人間の心…、立松ワールドのテーマです)。
スズキコージさんの絵も、この物語にこめられた思いを見事に表現していると思います。
高学年にお薦めの本です。
子どもの視点から出る答えが、これからの日本の道を作っていくのだと思いました。
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