家よりも大きくて、びっくりするほど赤い犬、クリフォード!
どんなに素敵な犬か、飼い主の女の子、エミリー・エリザベスが話します。
「いぬを かっているこは ほかにも いますよね。
おおきな いぬも、あかい いぬも、かっている こは いるでしょう。
でも、いちばん おおきくて あかいのは わたしの いぬ、クリフォードです」
クリフォードは賢くて、投げた棒を持ってきたり(ときどき間違えるけど)
かくれんぼも、キャンプごっこも(テントになるし!?)、芸もできる。
困ったところもあるけど……。
(動くものを追いかけたり、花を掘り返したり、靴をかんだり)
でも、やっぱりクリフォードは、最高!
アメリカで1963年の初版以来、ロングセラーとなっている絵本。
作者ノーマン・ブリッドウェルのデビュー作であり、実は、飼い主のエミリー・エリザベスは、作者の愛娘の名前!
当時テレビなどで映像化もされたそうですが、2021秋には、実写映画『Clifford the Big Red Dog(原題)』がアメリカで公開予定です。
クリフォードのゆかいな表情が楽しく、エミリー・エリザベスとクリフォードの仲良しぶりが素敵。
ほのぼのしたチャーミングな雰囲気は、読者を和ませてくれます。
このたび、クリフォードが小さな子犬だった頃を描いた『クリフォード ちいさな ちいさな あかい いぬ』も同時翻訳出版。
ぜひあわせて手にとってみてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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