あさえが家の前であそんでいると、おかあさんが、銀行に行ってくるから待っててね、と出かけてしまいました。 妹のあやちゃんはねんねしていたはずなのに、目が覚めて泣いて出てきてしまいました。 あさえはあやちゃんといっしょに遊びだしますが、夢中になって道にチョークで絵を描いている間に、あやちゃんがいなくなってしまいます…。
お母さんの留守に妹のあやちゃんと家の前で遊んでいたあさえは、あやちゃんを喜ばせようと夢中で道に絵を描いていました。ところが顔をあげると、いつのまにか、あやちゃんがいなくなっています。あさえは妹をさがして、どきどきしながら、いつもお母さんといく公園に向かって走りました。小さな子どもの心の動きを、文と絵が一体となって緊迫感をもって描きだします。
林明子さんの絵本はみんな好きです。
このあさえとちいさいいもうとは上の子が卒園するときに先生から
頂いた絵本です。妹が生まれたばかりでしたから自分に重ねてお姉ちゃんの気持ちを感じているようでした。
この絵本を読んだ方、是非 ”もりのかくれんぼう”と ”はじめてのおつかい”も読んでみてください! 実は両作品の登場人物がこの絵本に出ています!はじめてのおつかいの公園ともりのかくれんぼうで おにいちゃんと遊んでいた公園がラストシーンの公園と同じなんだといううことに気づくと思います。”はじめてのおつかい”のおしゃべりなおばさんや、煙草を買いにきたメガネおじさんも出ています。このことに子供が気がついて、目をキラキラさせて教えてくれました。
ストーリーもいいのですが、こんな楽しみ方もあることを知ってほしいと思ったので書きました。 (みいたんパパさん 30代・パパ )
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