さあやってきましたよ、コップちゃん。
まずはごあいさつ。
それからお名前はなあに?
年はいくつ?
おや、タイヤがついて車になっちゃった。ブッブー。
なんてたのしいコップちゃん!
子どもがまずスプーンやお皿の前に出会うのが、コップですよね。
身近な存在のコップが、こんなふうにキュートに目の前にあらわれたら?
きっと、思わず話しかけたくなっちゃいます。
文章は中川ひろたかさん。中川さんって、ほんのひとこと、ふたことで、お話の世界をつくりだしてしまうんです。
イラストレーションのユニット100%ORANGEさんが描くコップちゃんは、「いくつ?」とたずねられて困ったかおをしたり、おどけたり、その表情がたまりません。
ジュースをトクトクトクと注がれてオレンジ色になったコップちゃん、いいなあ。
絵本を読んだら、いつものコップにジュースを入れて、いっしょにカンパーイって、しましょ。
これでもう、あなたのコップも「コップちゃん」!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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