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バスの運転手さんからのお願いは「ハトに うんてん させないで。」だけど、どうしても運転したいハトは、いろんな手を使ってお願いしてきます。最後までハトに「だめ!」って言えるかな?
バスに憧れ、運転したがっているハトの心情がストレートに、でもユーモアいっぱいに描かれるお笑い絵本。ハトの一人芝居が寄席風で、おおいに笑いを誘う要因になっています。たった1人(1羽)でこれだけ演じてしまうのだから、このハトは大物。この「間(ま)」は、アニメーション製作にかかわってきた作者ならではの「勘」みたいなものなのでしょう。ハトさんの演技は、老若男女、誰もが楽しめます。
原書ではたくさんのシリーズが出ています。でも、記念すべき第1作目は中でも特に印象大ですね。息子はハトのイラストをノートに貼って楽しむほどファンになりました。
邦訳タイトルの句点「。」は、原書どおり感嘆符「!」にすべきところでしょう。 (ムースさん 40代・ママ 男の子12歳、女の子6歳)
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