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どーん どーん おまつりだいこが きこえてきます。 「みなさーん、そろそろ でかけましょうか。」 まんまんいけは、にぎやかな おまつりを うつして かがみのように ひろがって いました。
くすのきだんちの住人が〈いつも おみずを ありがとう〉と、お礼を言いに、まんまん池のお祭りに出かけます。お神輿や屋台店が出てカケスの子どもたちも大はしゃぎ。心地よい言葉と絵、住人たちのやさしさが味わい深いお話です。

今まで読んだこのシリーズでは、ほとんどくすのき団地の中だけでお話が完結していましたが、今回はみんなでまんまん池までお出かけで楽しそう。
ヨーヨーつり、輪投げ、お面屋さん、お馴染みの露店の中に、まんまんやきというお店があったので買って食べてみたい…(笑)
すっかりお祭りに行った気分でした。
うちの近所では、少子化に加えて習い事や塾でお祭りに参加しない子どももいます。
その上、コロナ禍でお祭りが中止になったりしたので、せめて絵本でお祭りの雰囲気を感じられたら…と思いました。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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