ふだん何気なくやっている「かける」という動作。 それがこんなに食欲をそそる行為だったとは知りませんでした。
カレー、オムライス、冷ややっこ、ホットケーキなどなど、 絵本の中には、何かをかけて食べる食べものたちがたくさん登場します。 おいしい香りが今にも漂ってきそうなイラストに、思わずゴクリ……。
「かけます かけます ケチャップ かけます」
そんな語感のよい言葉たちにも、うきうき、わくわく。 おなかもぐうぅっと鳴りそうです。
著者は「食べ物と人」をテーマにイラストを描かれている、はらぺこめがねさん。 原田しんやさんと関かおりさんの夫婦ユニットです。 「かける」では器選びにもこだわられたとのことで、 そんなこだわりが絵のシズル感にもつながっているのだと思います。
「かける」 読む前と読んだ後とでは、この言葉の印象が変わっているかもしれませんね。 ぜひじっくり味わって読んでいただきたい一冊です。
(近野明日花 絵本ナビライター)
オムライスにはケチャップ、冷や奴にはお醤油、かき氷にはシロップ……。人気のイラストユニットによる、「かける」をテーマにした食べもの絵本です。リアルでシズル感たっぷりの絵とユニークな擬音語で、身近な料理がより一層おいしそうに見えてくる、食べもの絵本の新定番。「かける」は楽しい、「かける」はおいしい!
インパクト大な表紙につられて、こちらの絵本を読みましたが、「かける」というワードだけで、こんなに美味しそうな絵本ができるなんて、驚きました。
カレーに、醤油のかかった冷奴、ふりかけに、卵かけごはん、どれもとっても美味しそうに描かれていて、読んでいるだけでお腹が空いてきます。
シリーズで「あげる」もあるようなので、そちらの絵本も読みたいと思います! (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)
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