大人気!「つんつくせんせい」シリーズ第8弾。
つんつく先生と子どもたち、まほうのじゅうたんに乗ってどこへ行くの?
つんつく先生の魅力は、見た目はツンとした先生っぽい人だけれど、子どもたちより先に子どもっぽいことをしてしまう、おかしな人だということ。・・・作者のたかどのほうこさんもそう語ってらっしゃいます。
確かに今回も、ふわりと落ちてきた敷物のような薄い布に対して、率先してこう言っちゃうのはつんつく先生。
「ちょっと のってみましょう。」
続いて、でたらめなおまじないまで唱えちゃって。そんなに調子に乗って大丈夫?
でも。
そのおまじないが効いちゃった!!
ただの敷物に見えたその布は、みんなを乗せてふわふわっと浮かび上がったのです。
そのまま動物園まで一直線。みんなが大好きなパンダも一緒に乗せちゃいます。さらに動物たちを次から次へとじゅうたんに乗せ、雲の上でピクニック!
なんて楽しい展開なのでしょう。
これだからつんつく先生のお話はやめられません。子どもたちに人気があるのもうなずけますね。
もしかしたら、つんつく先生は何でもない1日を楽しい時間に変えてしまう本当の魔法使いなのかも?
でも、楽しそうにおしゃべりをしながらお弁当を食べている顔は、どこからどう見ても「ふつう」の先生ですよね。そして、ちゃんと時間内にはつんつく園に戻ってくるところは、やっぱりしっかりした園長先生ですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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