そらをとんだワンダ」 みんなの声

そらをとんだワンダ 作:小手鞠 るい
絵:たかす かずみ
出版社:マイクロマガジン社
税込価格:\1,540
発行日:2019年08月08日
ISBN:9784896379150
評価スコア 3.91
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みんなの声 総数 32
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32件見つかりました

  • 群れからはぐれたライオン(ワンダ)は、人間に助けられ、ぼうやとも仲良くなりますが、一緒にいることは出来ません。ひとりぼっちで、草原に返されます。
    出会ったキリンやシマウマ、ゾウたちにも相手にされません。
    それは、本来ライオンの捕食動物である、現実を表しているようです。
    ワンダは、仲間たちの元へ戻ることができず、成長し、老いていきます。
    仲間と再会し、ハッピーエンドとはいかず、最後まで1人であることは自然界の厳しさを表しているように感じました。
    でも、厳しさの中にも、大人になったぼうやとの再会を果たしてから最期を迎えるのは救いだなと感じました。

    投稿日:2019/09/13

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  • 大人になっても忘れない

    ライオンのワンダと、人間の男の子の物語が、やさしいタッチで描かれています。

    こどもの頃の記憶は、大人になるたびに忘れていってしまいますが、人生の節目節目で、ふと、大切な人との思い出が甦り、勇気をくれることがあります。

    小さい頃に男の子と過ごした楽しい日々は、厳しいライオンの世界を生きるワンダにたくさんの勇気を与えていたのではないかと思います。

    愛情や絆が心を強くしてくれるのだということを教えてくれる本だと思いました。

    投稿日:2019/09/11

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    1
  • まるで映画のよう

    素晴らしいイラストと物語で、まるで映画を観ているようでした。
    ワンダが生まれたばかりの時から、空へ飛んで行くまでの描写が、丁寧に描かれています。
    切ない場面もあり、小学校中学年から高学年への読み聞かせにも向きそうな作品です。

    投稿日:2019/09/09

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  • 最後にめぐりあえた

    男の子と一緒に遊ぶワンダは、子犬のようにかわいいですね。でも、ワンダはライオン、自然に戻らなければなりません、、、。家族をさがすワンダが、大人のライオンになっていく姿が、せつなかったです。最後、あの男の子にめぐりあえて、ワンダはきっと幸せだったんでしょうね。やさしいタッチの絵と、お話しがよかったです

    投稿日:2019/09/09

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    1
  • ライオンと人間の友情

    ライオンの子どもと人間の男の子の友情の物語。
    自然に帰るのがライオンにとって一番幸せかな?と思ったけれど、
    そうそう簡単に自分を受け入れてくれるライオンの群れには出会えませんよね。
    ワンダはどうなるのかな?ページをめくる度に先が気になります。

    優しい可愛い絵がお話にとてもぴったり。感動のお話です。

    投稿日:2019/09/08

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    1
  • 心が熱くなりました

    ライオンの子供といっしょに遊ぶぼうやの姿がとっても印象的で、ライオンの子供もぼうやもとっても幸せそうで微笑ましい感じがしました。お互い大好きで大好きで仕方がないんだなというような感じで、見ていると愛おしくなりました。

    お父さんにライオンを草原に連れて行かれる時のぼうやの表情もライオンの子の表情も何とも言えず、とても可哀想になりました。でも、もし実際に自分の身にライオンの子がやって来てもきっと同じ状況になってしまうんだろうな、そう思いました。ライオンの子はライオンの子。草原に戻してあげない限り人間といっしょに生活をすることは出来ないし、本当にライオンの子にとっては過酷になるけれど仕方のないことなのかな、とも思いました。

    ただ、人間の世界も大変ですが、動物たちはもっと生きるために一生懸命で過酷な人生を送っているんだな、と思いました。ライオンが草原に戻り一人ぼっちでいる姿は、何とも言えず可哀想でなりませんでした。

    ライオンが徐々に草原で大きく成長していく姿の背中には常にぼうやのセーターが有り、いつかきっとぼうやにまた逢いたい、ぼうやのことは忘れたくない、とライオンが言っているかのように感じました。

    ライオンは家族に出会えないままでしたが、ぼうやと奇跡の再会が待っていたので嬉しかったのですが、最後は本当に辛い結末になっていてすごく悲しかったです。

    ライオンは野生動物でも心が有り、ぼうやのことを思う気持ちは常に変わらず、またぼうやもライオンのことを常に思っていたんだな、と思うと胸が熱くなりました。

    とても素敵な絵のタッチととても胸に響く文章でこの絵本はとても心に響く絵本だと思いました。ぼうやとこのライオンの友情、そして愛はずっとこれからも続いていくんだろうな、と思いました。

    子供に読んであげてもとても分かりやすい文章になっているし、文章自体もそれほど長い文章ではないので子供も飽きることなくじーっと絵を眺めながらお話を聞いていてくれました。子供達と一緒に野生動物たちの生活の姿を考えたり、話あったりする機会にもなったと思います。

    ちょっとしたプレゼントにはもちろん、動物が大好きなお子さんにプレゼントをしてあげると喜んでくれると思います。

    とても素敵なお話なのでオススメです。

    投稿日:2019/09/07

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    1
  • 感動させようとするお話

    絵は温かい感じで素敵だと思いました。

    このストーリーにするにはページ数が少ないのか、あっさりしてしまったように思います。
    一緒に過ごした日々や、再会してからの姿がもっと見たかったなぁと思います。

    最初、お父さんがライオンの赤ちゃんを見つけたところでは、現実に近い世界線のお話なのかと思いましたが、そういうわけでもなさそうで、
    最後のシーンでは感動を狙いすぎているように思ってしまいました。

    子供に読み聞かせたなら、素直に再会を喜び、空へ旅立つ別れで感動するのかもしれませんが…子供向けというよりは、感動したい大人用の絵本のように思います。

    投稿日:2019/09/04

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    2
  • 誇り高い生き様 受賞レビュー

    柔らかなタッチの温もりのある絵がとても素敵です。
    ぼうやに助けられたライオンが、最期もぼくの腕の中で…。
    現実的にはちょっとありえないようなストーリーですが、絵本ならではの夢のあるお話で、読後は温かな気持ちになれます。
    人間も動物も、幼い頃に注がれた愛情が、人生を生きる糧になるのだと思います。
    ライオンの子にとって、家族を探す旅は、孤独で過酷な日々だったに違いありませんが、ぼうやと遊んだ温かな日々の記憶が支えとなり、前に向かって歩き続けることができたのでしょう。
    最期、ぼうやの腕の中で、誇らしく、「頑張ったよ」と呟いて、息を引き取ったのではないでしょうか。ぼうやもまた、そんな誇り高いライオンの生き様に、これからの人生を生き抜く勇気をもらったことと思います。
    そして、そんなぼうやのこれからの生き様を、家族と再会できたライオンの子が、空の上から、いつも優しく見守ってくれることでしょう。
    絵本は、自然な形で、人生にとって大切なことを教えてくれます。多くの子どもたちが、心の糧となる素敵な絵本に出会えますように。

    投稿日:2019/09/04

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    1
  • これがアフリカの大草原なのかな…。

    • かずっこ☆さん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子4歳、男の子1歳

    一度群れからはぐれてしまったら、再び家族には会えない。これがアフリカの大草原の現実なのかもしれません。
    寂しい一生を過ごすくらいなら野性に帰さなければよかったと思ってしまいました。新しい仲間もできずに孤独に過ごした日々を思うとツラい気持ちになってしまうのでもう読みたくないです。

    投稿日:2019/09/03

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    3
  • 出会えてよかった…

    • とんえほんさん
    • 40代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子13歳、女の子11歳、男の子9歳

    内容的には小学生くらいかな、と思うのですが、小学生には少しあっさりしすぎな気もしました。ワンダとぼうやが心通わせるようになった過程や、別れのシーン、再会のきっかけなど、もう少し文章が多くなってもいいので、ストーリー自体に深みが感じられるといいなぁ、と思いました。
    ともあれ、最後ワンダをぼうやが見送ることができて本当によかったと思いました。

    投稿日:2019/09/03

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