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たった ひとつの ひかりでも

たった ひとつの ひかりでも(評論社)

どんなに暗くても、きっと見つかる、希望の光。

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おおきな木」 みんなの声

おおきな木 作・絵:シェル・シルヴァスタイン
訳:ほんだ きんいちろう
出版社:篠崎書林
税込価格:\1,218
発行日:1976年
ISBN:9784784101481
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,528
みんなの声 総数 146
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  • 親になって

    子どもだった頃に読んだときの感想は、「これってどうなん?大分ひどくない?」でした。

    自分の子どもたちが大きくなって思うのは、「元気に楽しく暮らしているなら別に何もしていらないけど、時々思い出して、たまーに帰ってきてくれたらうれしいな」です。
    お金そんなにないし、何も与えてあげられないけど、腰掛ける場所ぐらいは提供できる笑。
    木とおんなじですね。

    中年過ぎの子どもの立場から思うのは、「実家に電話でもしようかな……」、「父の日、母の日に何送ろうかな……」です。

    投稿日:2025/01/10

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  • 無償の愛に涙

    • ザキコさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳

    立場によって解釈が変わる何度でも読み返したい余韻の残る絵本。
    学生の頃読んだ時は、ぼうやの自分本位な欲求ばかりの行動が納得出来無かったのと献身的な木の無償の愛が切ないと思っていました。
    でも私も子を持つ親の立場になってから読み返してみると、りんごの木が身を削りながらも与え続けてぼうやの為に役立てればそれでうれしかった。と言う見返りも求めない深い愛情に心打たれ涙しました。
    物語を読んでる第三者として成り行きだけを見ると、ぼうやが不満ばかりの大人になったとか木ばかりが搾取されて報われないとかが気になって釈然としないと言う感想になってしまいますが、この本のメッセージを改めて私なりに考察してみると自己犠牲の末の結果は重要では無くて、りんごの木の視点で湧き起こる大好きなぼうやへ何かしてあげたいという愛情と、一緒に時間を過ごせればそれだけで幸せだと思えるりんごの木の精神に愛と言うものが何かを教えられるのだと思いました。
    この話が色んな国で翻訳され永く名作として色褪せないのは、大切に想う相手への本質的な愛が書かれているからなんじゃないかと思いました。

    投稿日:2022/08/04

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  • 村上春樹訳もいいけれど

    2010年に村上春樹さんが新訳で出版されました。村上さんの訳もいいけれど、こっちの訳も長くなじんでいたからかよいなと思います。これって大人向きかなと思います。大人になって、親と子の両方の立場になって初めて、深くかんがえさせられることもあります。

    投稿日:2021/12/03

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  • 名作です

    名作だと聞いていてずっと気になっていた絵本です。

    おおきなりんごの木。
    そこに少年はやってきて、木に登ったり、りんごを食べたり。
    それだけで楽しい日々だったのが、
    少年が成長するにつれ、だんだんと姿を見せなくなり、たまに思い出したようにやってきては、
    お金がほしい、家がほしいと要求ばかり。
    それでも、木は、自分のすべてを捧げ、要求にこたえる。
    はたからみると虚しそうでいて、でも木は幸せなのです。

    私は、親子間の無償の愛をみているようでした。
    私は、この木のような親にはなれていませんが、両親からは無償の愛を注がれたと思います。
    与えてばかりなのはいけないことのようにかつては考えていましたが、愛情はきちんと伝わると私は思います。

    子供たちがこのお話から何かを感じとることはまだ難しいかもしれませんが、
    いつか手にとってもらえるよう、本棚にしのばせておきたいですね。

    投稿日:2021/04/17

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  • 何度でも出会える絵本

    一本の木が、1人の人間の求めに応じ、自分の全てを捧げていきます。
    木は、葉も、実も、枝も、幹も、持てるもの全てを与え、切り株になっても、その人のためにと思うのです。
    繰り返される、「きは それで うれしかった」というセリフが、ちょっと切ないです。
    ちいさい頃から何度も読んでいますが、読むたびに印象が違います。
    何度でも出会える絵本なのだと思います。

    投稿日:2020/12/27

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  • 愛とは与えること?

    ベストセラーなのも納得。よくできている絵本です。
    子どものころはただ単に夢中になれるだけで幸せだった。
    木と遊べるだけで幸せだったはずなのに、大人になると、知恵がつくとそれだけでは物足りなくなる。それを見事に表した絵本です。
    木は長生きしてくれて、たろうのことを見守ってくれていて良かったです。

    投稿日:2020/08/30

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  • 物語の力を実感

    以前、子育て中、友人から紹介された本です。読み聞かせの絵本としては、小さく地味なのではと思ったのですが、仲間から「見やすい画だから大丈夫」と言われて、やってみました。
    読みにくくてミスが多かったのにもかかわらず、 始まる前あんなに騒いでいたのに、静かに聞いてくれる。物語の力を感じました。

    投稿日:2017/06/07

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  • 長きに渡り、結論の出ない本。

    20年程前に購入し、ずっと手元に置いておいた本です。
    息子が5歳のころ、保育園で読んでもらっておもしろかったと言うので、
    久しぶりに出してみました。
    息子に読むと、やはり「おもしろい」と言います。
    そして、自分でも何度か繰り返し読んでいました。
    何がおもしろいのか、気になるところですが、
    たぶん、答えられないと思ったので、聞きませんでした。
    難しい内容です。
    まだ理解はできていないと思います。
    中学生くらいのとき、読ませてみたいと思います。

    無償の愛を与え続ける木のラストは悲しすぎるし、
    たくさん与えられて育った少年も幸福には見えない。
    何が幸せなのか、考えさせられます。

    賛否別れるのは納得です。
    私自身は、賛でもあるし、否でもある。
    無償の愛はなんて美しいのだろうと感動もするけど、
    与えられ続けた少年の非道な行いに、
    愛というのはただ与えればいいというものでもない、
    という思いにもなる。

    一つ言えることは、
    議論の余地がある本だということです。
    20年に渡って結論の出ない本。
    さらに20年後、
    子育てを終えた自分がこの本から何を受け取るか、
    楽しみでもあります。

    投稿日:2016/05/09

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  • 切なくなる

    • ともっちーさん
    • 40代
    • ママ
    • 佐賀県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    読んでいて、何やら胸が切なくなるような絵本です。

    ちびっこはりんごの木が大好きで。
    りんごの木もちびっこが大好きで。
    とても幸せな時間を過ごしていたはずなのに、やがて時は流れ、成長したちびっこはりんごの木から色んな物を奪ってしまいます。

    「きはそれでうれしかった」
    このフレーズを見ると切なくなりました。

    親子関係のようにも、恋人関係のようにも思えるこの図。
    木はずっと彼を待ち、彼に与え続けた。
    彼はもう昔の彼ではなく、木のことなんて少しも大事に思っていないのに。
    それでも、与え続けた。

    与え続けて、切り株だけになってしまった木。
    やってきた彼に、「もうあげられるものはない」と言う木ですが、
    彼は「もう欲しくない」と。
    きっと彼は人生の終わりに近づいているのでしょう。
    そうなってようやく、昔のようにただ一緒に過ごすことができた。
    今度こそ、木は本当に「うれしかった」のでしょう。

    色々と考えさせられます。
    子供にも読みましたが、大人の方がハマリました。
    繰り返し読みたくなる絵本です。

    投稿日:2015/10/13

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  • 深いお話!

    この絵本,イラストが白と黒の線画なのがとてもシンプルでよかったです。
    小さな子供と仲良しになった大きな木が,子供が成長し大人になると子供に色々与えることによって木自身はやがて切り株になってしまうというお話です。
    それは木にとって本当に幸せなことだったのか?あの子供にとってこの与える行為は良いことだったのか?
    読み手によって捉え方感じ方はさまざまでしょう。
    正解はわかりませんが,色々考えさせられるという意味で,よい絵本だと思いました。

    投稿日:2015/09/30

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