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ちょうつがい きいきい」 みんなの声

ちょうつがい きいきい 作:加門 七海
絵:軽部武宏
編:東 雅夫
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2012年03月15日
ISBN:9784265079551
評価スコア 3.65
評価ランキング 47,602
みんなの声 総数 19
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  • いたい。いたい。いたい。いたい。

    タイトルから、「ちょうつがいが、どうしたんだろう?」という思いに
    駆られつつ、読み始めました。

    全体的に暗い印象、その中で注目される、ちょうつがい。
    暗い部屋の中で、「きい きい」と聞こえる、高い音。
    そして、なぜか見えてくる、音の正体!?

    あんな音やこんな音の正体が、よく見たらあんなものだったら・・・!
    見方によっては、笑えるものだったり、グロく見えて、目を反らしたくなったり。
    読む人にとっては、賛否両論、感想が真っ二つに分かれる絵本かもしれませんが、
    個人的には視点がとても新鮮で、良かったと思います。

    なんといっても、怖い絵の雰囲気が、より異様な雰囲気を演出してます。
    個人的に、ブランコのシーンがおススメ。そしてそのページから数ページ進んだところの、
    母娘の絵が怖い。お母さんの手が透けて、娘の目がうっすら見えてる!!

    日常生活の音に敏感になってしまったら、あなたにも見えるかもしれませんよ(笑)

    投稿日:2013/05/14

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    2
  • 実写化してほしい…

    • やぎ座さん
    • 20代
    • その他の方
    • 山口県

    ありふれた「きいきい」という音。

    でも、その乾いた音って…ほんとうに「音」なんでしょうか。
    怖いものは、蝶番のようにいつも人と密接につながっているのかもしれません。

    『世にも奇妙な物語』とかで実写化してくれないかなって思います。
    CGもかなり進んでる上にレベルの高い子役もいっぱいいるんだし。

    投稿日:2015/01/06

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    1
  • きいきい音がなるところにはおばけがいる、という発想は

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    子供ならではですね。我が子にはまだ読んであげていませんが、そのうち色々わかるようになったら「きいきい音がするから油塗ってあげよう」とも言いかねません。幸いうちにはちょうつがいもきいきい音がする箇所もありません。

    投稿日:2014/10/21

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    1
  • こ、こわい・・・

    図書館の新刊コーナーにあり、思わず手に取りました。
    表紙の絵から、印象的でした。

    中も、とにかく絵が怖いです。

    これまでも、子どもが怖がるような絵本はたくさん読んできました。
    個人的には、質の良い「怖い絵本」は子どもの想像力を刺激し、大人になってからも心に残っていくものと思うので、嫌いではないです。

    ただ、この絵本は私がこれまで読んできた絵本とは違って、大人が読んでも怖いです。小さい子や、怖がりな子にはあまりおすすめできません。

    寝る前に読んだら夢に出てきそうだし、これからブランコに乗りたくないとか言われたらどうしよう、と思いましたが、6歳と3歳の子どもたちは「いや〜っ!」と派手に怖がりながらも、特に引きずることもありませんでした。
    そして嫌と言いつつも、読んでいるとついつい絵本を見てしまうようで、何度も何度も読みました。

    楽しい絵本ではありませんが、日常の中の何気ないことが、ふと怖くなるような瞬間を、子どもと一緒に体験できました。
    この絵本を楽しめるかどうかは、子どもの性格によるところが大きいと思うので、積極的にお友だちに勧めることはないと思いますが。。。

    投稿日:2013/06/26

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    1
  • 『へんな感じが〜しませんか〜』

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    「怪談えほん」シリーズの1冊です。
    図書館で借りてきました。「怪談えほん」のシリーズは何冊も読んできましたが、こちらはわりと、子ども目線での“怖さ”を感じることができました。

    子どもの子を見たアニメで『へんな感が〜ぁ、しませんか〜ぁ』と歌う主題歌のイメージに似ていた気がします。
    ラストの2ページに関してだけは「大きな事故災害」の予兆にも見えるので、ちょっとどうかな?と、思いましたが、
    全体的な流れとしては、季節的にこういう怖い話が聞いたくなる時、小学校の高学年とかで読み聞かせに使ってもいいかなと、思いました。

    投稿日:2012/10/13

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    1
  • 表紙をめくると、本の継ぎ目にちょうつがいが描かれています。
    サビなのか、血なのか、鉄の匂いが漂う、不吉なちょうつがいです。

    小さな男の子が、きいきい音を立てるちょうつがいをみると、そこにはお化けがはさまって、「いたいいたい!」と叫んでいます。

    大変だ!

    男の子は、おにいちゃんに助けを求めますが、そこにもお化けが!
    次々に出てくるお化けたちに追い詰められる男の子。そして…。

    怖い絵なのですが、男の子も、おばけも、どこかユーモラスで可愛い。物語もシンプルで、「また出た!また出た!怖かった〜!おもしろかった〜!」
    …で終わると思いました。怪談えほん5作目にして、やっと子どもと一緒に楽しめる、怖い絵本がでてきたな、と。

    違いました。
    オチが、衝撃的。怖すぎました。
    小さな子どもによむのは、少し、厳しいと思いました。
    小学校高学年なら、あり、かもしれません。

    大人が読むなら、☆5つ、です。

    投稿日:2020/09/03

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  • 異界が見える少年

    幼児の僕が部屋の扉を開けると、蝶番のきしむ音がする。見てみると、変なお化けが挟まっていて、「痛い、痛い」という。蝶番が動くたびに挟まったお化けは酷く苦しむ。どうにか助けてやりたい少年だが、どうにもならない。更に、扉だけではなく、椅子の金具や公園の遊具、乳母車、自転車…あらゆるところに、お化けが挟まって苦しみを受けている。しかし、それが見えるのはこの少年だけらしい。

    そんな少年がその後どうなったかは、わからない。
    誰も気がつかないで、何気ない動作で多くの異界の存在を絶えず苦しめているという構図が、恐ろしい。自分は、何かをする時に、何かがその事で犠牲になっているのではないか?あるいは、知らない間に、どこか妙な場所に挟まってしまい、絶え間ない苦しみをうけることになってしまうのではないか?いずれにしても誰も気がつかない、誰も助けてくれない。まだ知らない場所にいるお化けが、どういう状況になっているのか?…いろいろな恐ろしい想像が働いてしまう作品。後からゆっくり狂気の世界に引きずり込まれるような、恐ろしさを楽しめる。

    投稿日:2019/01/10

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  • 怖い・・・!

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳、男の子3歳

    男の子が、ちょうつがいがきいきいと音をたてている方を見ると、気持ちの悪いもの(おばけ?妖怪?)がちょうつがいにはさまって、いたいいたいと叫んでいます・・・。絵がとにかく怖いです。全体的に暗くて不気味な雰囲気がただよっています。
    ちょっと大きな子どもさん向けだと思います。

    投稿日:2018/08/23

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  • 怪談絵本は こわいなあ

    夏は怖いお話や絵本がつきものかな
    ちょうつがいきいきい   あれ? 子どもにはちょうつがいは説明しないと分かりませんね
    くもみたいなおばけが・・・・・おお こわい
    こんどは お兄ちゃんのいす まっさおなおばけがはさまってる
    ぼくだけにしか見えないおばけなのでしょうか?

    ぶらんこは 本当に怖いです   子どもだったら 大好きなブランコ
    夜に思い出すよ

    うばぐるまには いたい いたい いたい いたい
    みどりのおばけが挟まり痛がっているんです

    大怖い絵本  ぼくの三輪車も きい きい きい

    夢に出てきそうですね この怖さ!

    投稿日:2017/07/30

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  • 怖くなる音がある

     夏になると全国のあちこちで「おばけ屋敷」がオープンする。
     どうしてあんな怖いものをわざわざお金を払ってまで見に行くのか、臆病な私には理解できない風物詩だ。
     いや「おばけ屋敷」だけではない。
     怪談話にホラー映画、身も凍るような仕掛けにこの世は満ちている。
     そして、「怪談えほん」だ。
     絵本くらい、明るく夢のあるものがいいのに、どうして「怪談」なのだよと思いつつ、暑い夏くらいはせめて絵本でも身も凍りたくなるものかな。

     この絵本も怖い。
     ここでは聴覚は怖さを生み出している。
     ちょうつがいの「きいきい」いう音である。
     恐怖というのは五感に訴えてくるから始末が悪い。
     この絵本の主人公の少年はちょうつがいの「きいきい」いう音から見たこともないおばけを見つけてしまう。
     聴覚から視覚へと恐怖が移っていく。
     その点では物語よりは絵本の方が恐怖感を生み出しやすいかもしれない。

     「おばけ屋敷」などはこのあと触感などの移るケースが多いが、絵本だとそこまではいかない。
     むしろ視覚が煽る。
     この絵本でも恐怖の源泉は「きいきい」鳴るところにあるが、よく見ると、描かれている家も部屋も街もみんな怪しさに満ちている。
     どころか、まわりの人がすでに異界のものたちだ。
     となれば、この絵本の絵を描いた軽部武宏さんの技量を評価すべきだろう。
     暗い部屋で、ぺたぺたと赤い絵の具を塗っている。
     そう思えば、それだけで怖くなる。

    投稿日:2017/07/23

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