ひがしはまの町には、港と工場があります。 町の真ん中に、わらしこほいくえんがあります。 一番年上の子供の組が、くじらぐみで、9人の子ども達がいます。ダンプみたいにがっしりした園長は、皆に「ダンプえんちょう」と慕われていますが、男の子達はいつかダンプえんちょうをやっつけたいと思っていました。 ある日、ダンプえんちょうとくじらぐみの9人は、リヤカーに乗ってひなたやまへ行き、海賊ごっこをすることに。 ルールを決め、二組に分かれて、壮大な海賊ごっこが始まります・・・。
わらしこ保育園の園長は、ダンプみたいな男の人。子どもたちは海賊ごっこで園長を倒そうとします。
なにもかもが当たり前で何もかもが新鮮だった。
みんなこんな風に伸びやかにゆるやかに子ども時代を満喫していた。
そして、我が子にもこんな風に・・・と思いながら子どもの環境を思う。
正直、登場する子どもたちに「昔の時代」を感じなかった。
私が今連日子どもを連れて遊びに行く場所の空気感が、絵本のなかにあったせいかもしれない。
この絵本の中で子どもたちは空想を膨らませ、自然を巻き込み遊んでいる。既成の遊具がなくても遊べる、子どもの力ってすごいよ〜そう思わずにはいられない。
だからこそ、園庭のない保育園とゆう環境が際立って感じる。
ダンプえんちょうのすごさはパワフルなだけではなくて、子どもたちがルールを決め、子どもたちが主体で遊びこんでいくのを誘導したり、強制したり、なにより邪魔しないこと。
一緒に遊ぶ。
遊びながら大人として、そっと見守っている。
子どもたちの海賊ごっこが、この絵本のほとんどをしめているように
子どもの一日は「思い切り遊びこむこと」「思い切り楽しむこと」で満たされることが理想のように思う。
さて今日も夕日が沈み寒くてお腹がすくまで、思い切り遊んできます!!
大切なことを再認識しました。
すっかり著者のお二人のファンです。 (ともさん。さん 20代・ママ 男の子3歳)
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