発見の喜び、創造の楽しさに満ちた数学の本。第1巻は、同じ絵の中からひとつだけ違う絵を見つける《なかまはずれ》、2つ以上のものがくっついたものを考える《ふしぎなのり》、整列されているものの順を導く《じゅんばん》、垂直にして比較、またそれを計測する《せいくらべ》の4つの数学の知識を学びます。
わりと最近になるまでこの絵本を知らなかったのですが
本屋さんで立ち読みしたれば、とっても楽しかったので家族で
読もう!と購入しました。
「すうがく」とは書いてありますが、「いろんなアプローチの仕方」
「いろんな考え方」を身につけさせてくれる絵本のような気がします。
すうがくなのにぶんがく、というか。
おかげで、学生時代、数学が苦手だった私もほんとに楽しく読むこと
ができます。安野さんの絵本ってそういえば、他の絵本もなんだか
ぶんがく的だけではない、すうがく的な匂いがするなあ。一体、
どういった方なのかなあ、と不思議な気持ちになります。
まだ「なかまはずれ」と「ふしぎなのり」のところしか読んでいない
のですが、結構、大人でも難しかったりもして。頭のやわらかさも
求められているような気がします。
娘はまだすうがくもぶんがくも関係ないところで生きていますが
(だからこそ?)、楽しく、多いに盛り上がって読んでいます。
小さい子どもはなぞなぞみたいなものが大好きですものね。
絵本の形や大きさ、厚みなどもすっきりとしていてなおかつ印象深くて
これもきっと安野さんが緻密に計算して作り上げたのだろうなあと
想像しています。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子5歳)
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