冬ごもりの準備で忙しいくまの親子の温かいお話
お母さんと暮らすこぐまは、一人で眠れません。「一緒に眠るぬいぐるみを作って」とお母さんにお願いします。次の日、こぐまとお母さんは、冬ごもりの用意をしに、朝から出かけます。りすの子と木の実をとり、おじいちゃんとはちみつとり、かえるの親子とさかなとり、やまねの親子と綿つみ、最後はきのこをとって、おうちへ帰りました。ごちそうを食べたあと、お母さんはぬいぐるみも作ってくれて、冬ごもりの準備ができましたよ。
字のないページを、うっかりさっとめくってしまうと息子からストップがかかりました。
「こぐまちゃん、こっちみとるねー、なにみとるんかねー、なんでこっちみとるんかねー」
しばらくあーだこーだと話し合い、
「もう冬眠するからたくさん外を見たかったのかもしれないね」
と言うことでやっと納得した様子でした。
1ページをこんなに丁寧に見るなんて、一人ではなかったことでした。 (グラッツさん 30代・ママ 2歳)
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