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売り物のさばを、やまんばに一本残らず食われてしまったさばうりどんは、 やまんばの家の天井裏にもぐりこんで仕返しをします。 おっそろしいけど、どこか愛嬌のあるやまんばを、迫力たっぷりの絵で描きます。

大雪の頃に読みたいむかしばなしです。
冬が旬のサバを売るさばうりどんが主人公。
あまりの大雪に商売あがったりで、山で迷った挙句たどり着いたのが
やまんばの家だったわけです。
商人らしく、売り物のサバを食われてしまった仕返しをするのが何とも愉快です。
いろりの餅、甘酒のくすね方もなるほど、なるほど。
最後の仕返しはなかなかの迫力ですが、むかしばなしの大らかさでしょうか。
おまけの、やまんばの正体エピソード、この解釈もすごいです。 (レイラさん 50代・ママ )
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