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ともだち」 みんなの声

ともだち 作:谷川 俊太郎
絵:和田 誠
出版社:玉川大学出版部 玉川大学出版部の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2002年11月
ISBN:9784472402784
評価スコア 4.73
評価ランキング 1,158
みんなの声 総数 112
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112件見つかりました

  • ぜひ声に出して読みたい

    この詩は目にしたことはありましたが、朗読劇のようなものを見る機会があり、改めてその内容と言葉に感動しました。目で読むとさらっと流していた内容が耳で聞くと沁みました。
    子供自身でも読んでいましたが、読み聞かせもしたところ、人とのコミュニケーションが得意でない子供にも直球な言葉はわかりやすかったようです。
    言葉通りだけでない意味に気がつくのはまだ先でしょうが、それでも平易な言葉の力を感じつつ、何度も読んでほしいと思います。
    そしていつか、この詩に心から共感できるようなともだちに出会ったときに理解できればそれで充分です。

    投稿日:2015/11/03

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  • ともだちへの想いが浮き出る絵本☆

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、女の子2歳

    タイトル通り、ずばりともだちのことを書いた絵本です。
    和田誠さんのシンプルなイラスト、
    谷川俊太郎さんの短い文章が心地よく、
    大人でも子どもでも頭にスッと入ってきます。

    「ともだちって」、「どんなきもちかな」など
    ジャンル分けされた構成です。
    少しずつ、ともだちって何?と思いながら
    自分の心の中や記憶の階層を見て回るような感じ。
    最後の数ページは異国の写真数点、
    さらに詩で締めてあり、
    より気持ちに迫るものがあります。

    「クラスのみんな、ともだちだよー」
    小1の娘は読んだ後、笑ってそういいました。
    微笑ましいものです。
    親の私は読んでいる間、
    学生時代のほろ苦い経験や語り合った日々などの
    いろいろな記憶が立ち上がってきて
    なかなか読み進めませんでした。
    歳を重ね、環境の変化とともに
    娘もこの本の印象がきっと変化するのでしょう。

    谷川さんのインタビューを読んでびっくり。
    ご本人はともだち要らない派なんですね!
    冷静な視点から十分にともだちを見つめて作られたから、
    この絵本は読む人の気持ちや記憶を
    まるっと写すように引き出すのかもしれません。

    「ともだち」って熱い、大きなテーマですが
    説教臭くなく、大げさでもなく
    ただただゆっくり語りかけてくれます。
    自分なりのともだちへの想いを気づかせてくれ、
    大事にしたい気持ちが湧いてくる。
    深い絵本です。

    投稿日:2015/10/30

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  • 子供の習性に先回り

    • チューさんさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子6歳、男の子0歳

    子供って、「これはこういう意味だよ」と親が説明すると必ず、「じゃ、こうだったらどう?」とか、実際に起きていないことまで自分で想定して、半分屁理屈なんじゃないかと思うほどしつこく掘り下げてその意味を聞いてきたりする。
    そんな子供の習性を先回りして語りかけてくれる絵本・・・まず、そんな風に思いました。

    友達という意味や、友達にしてあげたい事を語った後に、一人(独り)の意味が出てきて、またその後に友達に対する思いやりや、広い定義の友達に関することが語られる。
    「一人(独り)」の部分が真ん中に出てきた点も印象に残りました。
    友達を大事にしないとひとりぼっちになっちゃうよ、とよく子供に言いますが、それは脅しの言葉にしか聞こえないかなと反省させられる気分になりました。

    最後の広い定義の友達に関する部分が、絵ではなく写真だった点もインパクトがありました。親も「何ができるんだろう」と考えさせられます。
    まずは広い定義の友達の事を、みじかな友達同様、もっと知りたいと思うことかな〜と考えています。

    読み聞かせしましたが、子供の捉え方はそこまで深くはなかったようで、そこがまた絵本の良さかな〜と思いました。
    まずは大人がハッとしなくては!

    投稿日:2015/10/30

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  • いっしょに かえりたくなるひと

    • みいのさん
    • 50代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子18歳、女の子13歳

    みどころの「かぜがうつっても へいきだっていってくれるひと」の一節を読んだ時、そんな友達いたかしら?と思いましたが、実際、絵をみながら読んでみると、共感するところがありました。下校の時、誰かと一緒に帰るのは、とても楽しみだったことを思い出しました。
    中一の娘は「前半は絵本らしく、後半道徳の教科書のよう」だと言っていました。
    大人になって感じるのは、20年、30年と連絡をとっていなかったのに、再会した瞬間から、空白が埋まって、昔に戻れる友達がいるということです。実に40年ぶりということもありましたし、これからもそんな再会があるのかもしれません。

    投稿日:2015/10/29

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  • 大人も子供も 受賞レビュー

    ともだちってなんだろう?という問いかけに答えるように、わかりやすい言葉でいろいろな場面におけるともだちを描いてあります。
    子供にも伝わりやすいし、それでいてその行動の意味について深く考えることができるので大人の心にも響く不思議な絵本です。
    すべてが万人に当てはまることはないだろうけれど、だれにでも思いあたある場面や思い出があるのではないでしょうか?
    身近なともだち、遠くのともだち、誰かを思うことの大切さについて考えさせてもらいました。

    投稿日:2015/10/29

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  • やっぱり、ともだち

    ずっと前の絵本が、今もよく読まれることは珍しくはないことです。
    けれども「ともだち」は名作絵本とはまた違った、大切なことがすごく普通に書かれています。
    わかっていること、それが本当にわかるために作られた絵本です。
    大事なことがとてもしっくりと見てわかるように、僕たち私たちが絵本に描かれています。
    詩人と画家の、とても幸せなコラボレーションを私たちはありのままに受け止めればいいだけです。

    子どもたちに教えるための絵本ではありません。
    自分の心でその時その年齢なりに受け止めればいい絵本です。
    なんども、何度も、繰り返して読んでみればいい。

    投稿日:2015/11/03

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  • 時代と共に

    ともだちって、いつのまにか出来て、それがずっと続きますね。
    幼稚園のころなら喧嘩しても無邪気なもんですが小学生になるとだんだんと続いていくというか、すっきり翌日になって忘れるなんてことはないとおもいます。いじめ、ちょっかいだしたり、悪口をいったり、時代と共にとても悪質になってきています。また親や大人が目に見えない部分でそれがおこなわれています。本当は親や大人だけでなく、いっしょに強くなれる仲間であるし、切磋琢磨しながら成長する相手でもあるのに、いま、ともだちって、いったいなんだろうと思うこともありますね。「おとうさんや おかあさんやせんせいにいいつけるのは ずるいんじゃないかな」という一文は昔ならいいかもしれませんが、いまの時代では、大人、だれでもいいから、親、兄弟、祖父母、だれかに気持ちを伝えてみよう、という方がいいのかもしれません。ずるいのは、いいつける事ではなくて、意地悪をする方ですから。自分の気持ちを伝えられる人を誰か一人でもいいから見つけておく、そういう時代だと思いました。友達tって楽しい時もあるし怖い時もある。いろいろ考えさせられました。

    投稿日:2015/10/26

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  • 子供に与えたい言葉

    さすがとおもいました、谷川さんの言葉、子供に与えたい!わが子、発達に問題あって、あいまいな言葉を理解できません、でも谷川さんの言葉でなら、わが子もすっと受け入れられる、この春から通園していて、お友達のこと大好きだけど、お友達の行動がよく理解ができないみたいで私に言ってくる、そうおもったらまだ5歳だけど、読み聞かせしてこの言葉で教えてあげたいっておもいました、挿絵もかわいくて、何より谷川さんの言葉のようにわかりやすい!また子供がお友達の行動が読めずに困っていたらすぐに読んであげたいです

    投稿日:2015/10/27

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  • ともだちと真剣勝負

     相手の気持ちを思いやったり、年齢、言葉、環境をこえて、ともだちになること。子どもには、まだ難しいかもしれませんが問いかけることが大切なんですね。あらためて気付かされました。

     おじいさんと子どもが、真剣勝負。お互いにとって、大切なともだちですね。年齢をこえた、ともだちってステキですね。おそろいの下駄がほほえましいです。細部まで和田さんらしいなと思いました。

     わかりやすい言葉と、ほのぼのした絵、子どもといっしょに、大人も読み返したい絵本です。

    投稿日:2015/10/25

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  • 心に残る

    • さみはさみさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子3歳

    私が読んであげるというのに、1年生の長男は自分で読んでいました。

    小学校に入学してたくさんの新しいお友達ができ、毎日楽しい日々を送っている長男ですが、仲良くなる過程で相手の嫌なところばかり目についてしまったり、仲良くなったのに何かのはずみで派手なけんかになってしまったり、それなりに乗り越えたものは多かったようです。

    ページによって「これは友達だからってやっちゃいけないことのはずだけど・・・」(「わるくちを言ってもいいけど」のページ)とか、「え、自分でやるよ」(「背中をかいてもらう」のページ)とか、「うん、たしかに」(「一人では怖い夜道も友達と一緒なら怖くない」のページ)とか、ぶつぶつ感想を言っていました。

    今の時代にはちょっと違うかなと思うページもありましたが、改めて「ともだち」ってなんだろうと考えるきっかけになる絵本だと思います。でも友達を作るのが苦手な子や、友達との関係に悩んでいる子もいるでしょうから、大勢への読み聞かせには向かないような気がしました。

    投稿日:2015/10/26

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