夏。きょうも朝から太陽がギラギラ。
かばのポポは「あつくて とけそうだよ」とつぶやきます。
友だちみんなも野原でぐったり。
そこへきつねがやってきて「おーい、やまのどうくつへいこうよ。きっとすずしいよ」といいます。
みんなは大賛成して洞窟へ。
ひゅ〜 ご〜 という不思議な音。ひんやり涼しい洞窟の中は、外とは別世界。
洞窟の奥へさらにすすんでいくとそこには氷の世界がひろがっていました!
ポポたちは氷の上ですべってあそんで大はしゃぎ。
「これでかきごおりつくったらぜったいおいしいよ!」
ポポがそういったとき、ドシーン、ドシーンと大きな音が近づいてきて・・・何の音でしょう!?
ポポくんたちはその音の主におねがいして、氷をもらうかわり、かき氷をつくってあげることを約束することにな
るのですが・・・。
何といってもわくわくするのは、ポポたちがつくったかき氷が、ずらーっと並べられたページ!
ぶどう、いちご、パイナップル、うじきんときミルク、コーヒーミルク。
パンダ、こんぺいとう、みみずく、ちきゅう・・・いったいどんな味?と想像がふくらみます。
「どれがいい?」「これ、食べたい!」なんて、お気に入りのかき氷を見つけてくださいね。
夏にぴったり。かき氷が大好きな子どもたちに読んでほしい、人気の「ポポくん」シリーズ、4冊目のお話です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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太陽がぎらぎらとした夏の日。暑くてたまらないポポくんたちは、山の洞窟へ涼みにいくことにしました。ひんやりとして涼しい洞窟を進んでいくと、そこには、氷の世界が広がっていました。ポポくんたちは、氷の上をすべってみたり、なめてみたり、大喜び。すると、そこへ、ドシーン、ドシーンと大きな足音が聞こえてきました。ポポくんたちの前に、巨人があらわれたのです。おびえたポポくんたちは、かきごおりを作りたいと巨人につたえ、氷をもらうかわりに、かきごおりを作ってあげる約束をしました。
さっそく、かきごおり作りを始めたポポくんたち。味見のはずが、あまりのおいしさに、次々と色々な味のかきごおりができあがりました。夢中になっているポポくんたちでしたが、また、ドシーン、ドシーンと大きな音がせまってきて……。
「ポポくんシリーズ」の第4弾。カラフルで楽しいかきごおりがいっぱい! みんなで作る楽しさが伝わる絵本です。
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