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せんそうがやってきた日自信を持っておすすめしたい みんなの声

せんそうがやってきた日 作:ニコラ・デイビス
絵:レベッカ・コッブ
訳:長友 恵子
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2020年07月06日
ISBN:9784790254072
評価スコア 4.65
評価ランキング 3,104
みんなの声 総数 25
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  • 息子とたくさん語り合えました

    ソファに絵本を置いておいたら、小2の息子が「あ、ちょっと読んでみようかな」と興味を示したので、「お母さん読んであげよっか」というと、「いや、自分で読む」と黙々と読み始めました。いつもは面白おかしい本が好きな私と息子ですが、この本は気になって手に取ってしまいました。

    読み終えた息子に感想を求めると、いやだなぁ、、、戦争は死んでしまったり独りぼっちになってしまうからこわい。と、純粋に戦争を怖がる感想でした。それだけじゃないよ、国が滅びて何もなくなってしまったあとも、戦争の影響は続くのよ、と、再度本を一緒にめくりました。

    初めて「難民」という言葉を知った息子と一緒に、地球儀を回しながら、シリアという国がどこにあるか探しました。そして歴史的にどんな場所であるかを話して聞かせました。まだ幼い息子には難しかったかもしれませんが、何か一生懸命考えているようでした。当たり前のようにお友達と遊んだり勉強をしたりすることができなくなる。居場所がなくなる。そんなことがずっと続いたら、それはどれほどの苦痛だろうか、きっと私たちの想像をずっと超えるものなんだろうと思いました。

    息子にTwitterで拡散された”#3000Chairs”の話を聞かせると、「受け入れないなんてイギリスはひどいよ」と憤慨していましたが、ドイツやカナダなどの難民受入数と比較した「日本が受け入れた難民の数」を教えると、「え、うそだ、ひどい。どうしてそんなに少ないの?」と、かなりのショックを受けていました。どうしてたくさん受け入れてあげられないのだと思う?と問いかけてみると、子供なりに「遠いから?」「言葉がちがうから?」など、色々と考えを深めているようでした。答えは出ませんでしたが、日本は地続きでほかの国とつながっていないこと、違う考えや文化を持った人と暮らす経験があまりないこと、でも、みんな同じじゃない人たちが地球上にいて、皆がハッピーに暮らせるという世界に子どもたちがいて欲しいことなど、私も久しぶりに頭を使って、息子に一生懸命私の考えを伝えました。

    けんかは無くならないし、無くさなくていいと思う。でも、戦争は無くさなくちゃダメだと思う。という息子なりの意見が聞けて、成長を感じました。こういう素晴らしい絵本があると、それを起点に子どもと真面目に語り、考えを深めることができますね。

    投稿日:2020/10/27

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  • 孤児のお話

    戦争がやってきて、孤児になってしまい、難民となって
    行き場所どころか、いていい場所さえない状態・・。

    戦争による難民ってこういうことなのか・・と
    改めて気づかされます。

    戦争で心身ともに一番傷つくのは
    子供や心身が不自由な人といった
    社会的弱者なのだと思います。
    ただ
    みんながその日その日を生きるのが精いっぱいな時に
    なかなかほかの人にまで手を差し伸べることは勇気がいります。
    十分なことができず、かえってかわいそうなことになってしまうかも・・と。

    国家間の紛争のけりを
    「戦争」でつけようというのは
    賢い方法ではないのだということを
    そろそろわかってもいいくらいの歴史は経てきましたよね。
    と、言いたいです。

    投稿日:2020/10/26

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  • 希望のあるラスト

    穏やかな日々を送っていた一般人に、子供達にやってきた戦争。私達は戦争を経験してないけれど、今、まさに戦争によって多くを失った人々がいることを忘れてはいけないと思いました。
    孤独になり居場所もない子供に希望を与えたのは子供達というラスト。明るい将来を垣間見る事ができるラストである事に安堵したけれど、色んな考えが頭をよぎって涙してしまいました。

    投稿日:2020/10/27

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  • こどものうちからふれておきたい。一緒に社会問題を考える機会を

    • もけこさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子15歳、男の子11歳、男の子1歳

    戦争を昔のことまたは、遠い国で起こっていることのように感じていました。
    この本を読んだ今も決して身近に感じているとは言えません。
    でも、なにか心を動かされたのは、こどもの目線で描かれている、そしてそのこどもの生活感、危機感がささったのかもしれません。
    今の日本が戦争に関わっている実感はありませんでした。
    でも、そんなことはないんだと改めて怖くなりました。
    知らない、知ろうとしてないだけでした。
    戦争以外にもあるたくさんの問題。
    私は何をするか。
    おとなも考えるきっかけになる本です。
    難しい問題ですが、こどもと話をするのにとてもよいきっかけを作る本だと思います。

    投稿日:2020/10/22

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  • 戦争が与えるもう一つの悲しみ。

    日本ではどちらかと言うと戦争と言うと国と国同士の戦いのような感じとしてだけとらえているような気がします。戦争によってすべてが失われ、多くの人々が負傷し、亡くなり、というような事だけが主に取り上げられているような気がします。

    ですが、この絵本では突然普段の日常が一転し急に難民になってしまった子のお話になっているので、戦争がもたらすもう一つの現実、というか悲しみを胸が張り裂けそうになるほど感じてしまいました。こんなに辛い現実が突然襲って来て、更には何処にも、誰にも助けてもらえない。こんな現実が実は今でもどこかで誰かに起こっているという事も、本当に有ってはいけない事で、自分の子供達にも起きては欲しくない事だと思いました。子供達の笑顔を奪ってしまわないように、今の大人である私達が何とかして行かないといけない、そう思いました。

    日本は安全で比較的暮らし易い国として考えられていますが、本当にそうでしょうか。難民を受け入れる体制が全くと言っていい程整っていない国として、何とかして行かないといけないのでは、そう思いました。

    子供達にこの本を読むときっと何が起きてしまっているのか分からない感情になってしまうかもしれません。もしくは物凄く辛い悲しみを感じるかもしれません。でも、他の戦争の絵本では知る事の出来ない戦争が人々にもたらすもう一つの悲しみの現実を子供達に絵本と言う形で分かり易く、イメージしやすく伝える事が出来る素晴らしい1冊だと思います。

    読む人全ての人々に、戦争について、そして難民について真剣に考えさせられる、そんな1冊だと思います。誰もが平等に平和に幸せに家族と過ごせるためには、これから一人一人が何をして行かないといけないのか、それを考えなければいけない、そう思いました。
    本当に辛い1冊ですが、この絵本に出会ったからこそ知れる本当の現実、そして戦争の恐ろしさを子供達にも伝えて行きたい、そう思います。

    投稿日:2020/10/22

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  • 突然襲いかかってくる恐怖

    • サニーふうさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子8歳、女の子6歳

    ある日突然、何の前触れもなく襲いかかってくる戦争の恐怖が、ページをめくるごとにどんどん押し迫ってきます。立ち向かうことなどできるはずもなく逃げ回る少女ですが、戦争は追いかけてきます。
    平和な暮らしが一変する怖さ、すべて失う絶望感を絵本を通して体験し、子どもたち一人一人が立ち止まり、未来のためにどうすればよいか?考えるきっかけになったらよいなと、思います。
    わたしもじっくり子どもたちと話し合いたいと思いました。

    投稿日:2020/10/25

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  • 希望のいす

    やさしい家族がいて、楽しく学校に通っていた毎日。とつぜんすべてかわりはててしまう、、。女の子は一人ぼっちで、どんなに不安で心ぼそほかったことか。やっとたどりついた町の学校で、追い払われたときの絶望感がつたわってきます。淡々とした文章に、胸がいたみました。でも最後、たくさんの椅子に、かすかな希望が見えてきました。世界中の家族が、子どもが幸せな日々をすごせますよう、、

    投稿日:2020/10/22

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  • 戦災に追われた難民孤児

    イギリス政府が3000人の難民孤児の受け入れを拒否したことを憂えて、書き記した詩を絵本にしたことを重く受け止めました。
    戦争で家族も生活を失った子どもたちの事を考えると、戦争の悲惨さを理解し、子どもたちの救済を強く望まずにいられません。
    どうして戦争になるのでしょうか。どうして子どもたちに絶望を強いるのでしょうか。
    子どもたち同士の中から救いの手が出されたことを、象徴的に痛感しました。
    重いけれど、しっかりと受け止めたい絵本です。

    投稿日:2020/10/23

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  • 希望のある世界

    衝撃なタイトルだったので、恐る恐る手に取りました。
    イラストは、悲惨な感じではないので、怖い感じはありません。
    でも、戦争は、穏やかで平穏な生活を破壊する。
    逃げ場所を失って、心までも失う感じが、わかります。
    せんそうがあること、難民がいることを他人事と思わず、こんな思いを誰一人させてはいけないと、みんなが強く思わなければと感じます。
    希望のある世界になってほしいです。

    投稿日:2020/10/18

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  • 戦争による難民問題を考えさせられる絵本です。
    イギリスのEU離脱も、欧州移民と共に難民問題が大きな理由になっていることは周知の通りです。

    ヨーロッパと違い、遠く離れた日本の地で「難民なんてかわいそう」、「イギリス政府はひどい」などと言うのは簡単です。
    口先だけで、どこか他人事のように思っているからです。

    無知というのは恐ろしいことです。
    戦争のこと、難民問題のこと、この平和で安全な日本で私たちが出来ることとは何なのか、考えることが大事だと思います。
    そして、一見平和に見えるこの日本でも、実は外から内から、戦争は知らず知らず近付いています。戦争はある日突然やってくるように思えて、実際にはすぐそこまでやってきているのです。

    戦争は人の心をむしばみます。
    希望を奪い、絶望だけを植え付けていきます。
    失うものが多すぎて、得るものは何もありません。
    そんな戦争を、この絵本に出てきた男の子のような優しさ、そして強さで押し返し、希望のある未来へと一歩一歩進んでいきたいと思いました。

    投稿日:2020/10/17

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