字のない絵本です。 汽車が走っています。1両めにはゾウが1匹、2両めにはカバが2匹、3両めにはキリンが3匹、4両めにはライオンが4匹・・・。そして10両めには鳥が10羽。 どこへ行くのでしょう? 動物園に着きました。動物達はそれぞれのオリへ。たくさんの人達が動物達を見て楽しんでいます。
「かずのほん」とサブタイトルがついているとおり、楽しみながら数の概念を学べる絵本です。汽車の後ろへ行くほどに乗っている動物達の数が増えていきます。各ページの下の方には、汽車の先頭からそれまで出てきた動物達が小さく表示されていて、「ゾウが1匹、カバが2匹、キリンが3匹、ライオンが4匹、で、ほーらクマが5匹ね。」といったふうに楽しめます。エリック・カール独特の美しいコラージュで表現された動物をながめているだけでも楽しくなります。各車両に小さなネズミ(これもエリック・カール作品によくでてきますが)がちょこんと乗っていて、かわいい演出をしています。
子どもの好きな動物達が、汽車で動物園へ行くというストーリーの数の絵本。
娘は今二歳二ヶ月ですが、10までの数字が完璧に解ります。何をするにも早い子ですが、これには親も驚きました。何を隠そう、この絵本のおかげです。無理に教えこもうとした訳でもなく、絵本を見ているうちにすんなりと覚えてしまいました。犬の絵と見て犬だと認識するように、1を見て1だと認識して覚えていったようです。皆さんも試してみてください! (なぁなさん 30代・ママ 女の子2歳)
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