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主人公はまっ赤な丸い体がチャームポイント、ちいさいだるまの男の子だるまちゃんです。 ある日、おともだちのちいさいてんぐちゃんと遊んでいると、てんぐちゃんの持っているうちわが気になります。 「これ なあに?」「これは てんぐの うちわだよ」「ふーん いいものだね」 だるまちゃんはうちへ帰って言うのです。 「てんぐちゃんの ような うちわが ほしいよう」
するとお父さんが、だるまちゃんのために家中のうちわを出してきてくれます。でも……みんなちょっと違います。こんなうちわじゃないのです。だるまちゃんは考えているうちに、いいことに気がつきました。そっくりなものを見つけたのです。 ところが今度は、てんぐちゃんのかぶっている帽子がうらやましくなってきただるまちゃん。 またまたおうちへ帰って、言うのです。 「てんぐちゃんの ような ぼうしが ほしいよう」 その後も、はきものが欲しくなり、さらには長い鼻まで!!
何でも欲しがるだるまちゃん。気持ちはわかりますよね。だって、てんぐちゃんの持っているもの、みんなめずらしい形をしているんだもの。 優しいお父さんは、そのたびに大奮闘するのですがちょっと空回り。 結局だるまちゃんのひらめきとアイデアで、素敵な姿に大変身です。 よかったね、だるまちゃん。
ご存知、加古里子さんの代表作であり、今も続く「だるまちゃん」シリーズの記念すべき第1作目でもあるこの作品。だるまちゃんという独特のキャラクターながら、いかにも子どもらしいその言動をユーモアたっぷりに描き出し、発売当時から今もずっと親しまれています。 加古さん絵本の大きな楽しみの一つでもある、たくさんのものが「ならべられる」場面も満喫できますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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ながい鼻とかうちわとか、てんぐちゃんの持っているものを何でも欲しがるだるまちゃんの物語を、親しみやすい絵で語ってゆく、ユーモアあふれる絵本。
【安藤パパ】 天狗の「うちわ」や「帽子」に憧れるだるまちゃんは家に帰ってパパにおねだり。でもパパだるまの即物的対応はニーズに合わず息子の信頼を失う。しかし「鼻」で一発逆転、父の威信を取り戻す達磨どん。 思うに彼の偉いところは、息子を盛り立てるその作業に家族全員を巻き込んだところ。現代家族には希薄な「協働の意識」を結集し、成功に導いた手腕は家長として見事。父親の本質的役割を思い知る一冊だ。
三歳前から「何かに見立てる」という事ができるようになった娘。
お外では「木の実のお弁当。葉っぱのお金で買いに来てください。」、お風呂では「洗面器の帽子。」「この洗面器は電子レンジやねん。」など遊んでいます。
そんな娘と同じように楽しい見立て遊びをしているのがだるまちゃん。
やつでの葉っぱを団扇にしたり、お椀を帽子にしたり、素晴らしい想像力です。里芋の葉っぱを見て「だるまちゃんはギザギザ団扇やったけど、○○ちゃんはマルにしてみた!」と言う娘の想像力(応用力?)にもびっくりしました。「お餅ないから粘土で」と粘土でテングちゃんのお鼻をつくろうとした時にはびっくりしましたが(笑)だるまちゃんは娘にとって等身大のお友達なんだと思います。
かこさとしさんの絵本は、細かい絵が沢山描いてあった、それをじっくりみるのも面白いです。「この帽子は?」「コックさんの帽子だね」などと話しながらひとつひとつ見るのも楽しいんです。
この絵本、私も幼稚園児のときに持っていました。不朽の名作ですね! (ファニーママさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子0歳)
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