乱暴者で自由奔放な猫のトラビスは、親切で優しいミケーレと出会い、幸せを知る。ところが、ミケーレを失い、元のすさんだ生活に戻ってしまい……。すべてを失った絶望の底から、再び希望の光を見出すまでを描いた感動作。
まだ小さかった息子に絵本を読んでいるとき、私は時々涙を流しました。
絵本に心を打たれて。
この絵本を読んで、私は久しぶりに涙を流しました。
トラビスのささくれだった心をなめらかにしてくれた、大事な大事なミケーレ。奪うのではなく分け合うことを教えてくれた、心優しいミケーレ。トラビスは、幸せとはなんであるのかを初めて知りました。
ミケーレを失ってしまったとき、トラビスの心は以前よりも激しくささくれますが、それをなめらかにしてくれたのも、やっぱりミケーレでした。
大切な存在があることの幸せ。それを失ったときの悲しみ。立ち直るまでの苦しみ。
優しいタッチで描かれた絵と柔らかな文章で、たくさんのことを教えてもらいました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子16歳)
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