ちいさなカタツムリが、どうぶつたちと競争することになりました。さあ、その結果は? 最後の最後で「なーるほど!」の楽しいおはなしです。豊かな色彩もすてきな絵本。ぜひ、おすすめの一冊! ちいさな生き物たちを、あたたかい目でみつめるマイケル・グレイニエツさん。今回もあたたかくユーモラスに描いています。
いとうひろしさんが邦訳されていましたが、面白いのはタイトルの文字は高畠純さんなんですよ。
「お月さまはどんなあじ?」のマイケル・グレニエツの作品です。
イソップ物語「うさぎとかめ」の著者版といった感じです。
「自分が早いと思っている動物」がウサギだけでなく、
ウマとネコとニワトリも登場しています。
そして“のろまな生き物”の代表はカメではなく「カタツムリ」でした。
登場するそれぞれの動物の特性を上手に生かしたオチが楽しかったです。
絵を邪魔しない工夫と思われますが、文字が白抜きになっているページが多いです。
低学年くらいのお子さんたちになら読み聞かせに使っても面白そうですが、教室での読み聞かせ打と、こういう白抜きの字は大変読みづらいので、使うときは下読みをしっかりしていったほうがよさそうです。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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