本の中に本物のサファリ?!
野生のチーターが走る!ガゼルが飛ぶ!動くしかけ絵本『SAFARI』待望の日本語版の登場です!
「大自然に生きる動物たちをじかに見ることほど私達に大きな衝撃を与えるものはありません。野生動物に会いたくてもなかなかアフリカにまで足を運ぶことはできません。まずはこの本を開いて、サファリを体感してください。生き生きと動く動物が、あなたをサファリの世界へと案内してくれます。」『SAFARI』の作者であるダン・ケイネンさんの言葉です。
表紙をめくれば、そこはもうサファリの世界。なめらかな流線型のボディに長い肢体を軽やかに見せつけるように走るチーター。その走りは、驚きの時速112キロまで加速可能です。目の前にいるインパラを低姿勢で狙いをさだめるメスライオン。血縁関係にあるメス同士でライオンは集団を作り狩りや子育てを協力し縄張りを守っています。どう猛なイメージを払拭するような木の枝を食べている穏やかな表情のゴリラ。その目は、愛する家族を守るために穏やかな家族の時間を過ごしたいだけなのだと願っています。テレビや動物園でしか見たことのない動物たちの美しく厳しい真実の姿が私たちの手のひらの中で再現されているのです!
このしかけ絵本の巻頭ページも是非読んでみてください。そこには実際に10人乗りのセスナでアフリカに乗り込み、ケニアのマサイマラ国立保護区のキャンプ場から、毎日マサイ族のガイドと一緒にランドクルーザーで出掛けては、本物の野生動物を観察していたキャロル・カウフマンさんの素晴らしい動物たちの記録とアフリカを目指した探検家たちの歴史が記されています。「サファリ」とはもともとスワヒリ語で「旅行」という意味をさす言葉。写真がまるで映像のように生き生きと動き出す最新の『Photicular』技術のおかげで、幸運にも、わたし達は絵本の中で目の前の野生動物が動くサファリ体験ができるようになりました。机の上に広がる目の前のサファリの世界。さあ、いますぐ手にとって探検に出かけよう!
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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