家族で出かけた日、家まで車の帰り道。あたりはすっかり暗くなってきて、窓の外は街の灯りでいっぱいです。キラキラ チカチカ、わー! まるで ほしみたい!
「いつのまにか ぼくたちは、とんでもないところを はしっていました。」
そこから家族の不思議な帰り道が始まります。美しい宇宙の景色、へんてこな場所にあるへんてこなガソリンスタンド、変わった形の宇宙船や宇宙人、宇宙のごはんが食べられるサービスエリア・・・。それは、宇宙を通って帰る、「ほしのかえりみち」だったのです。
作者は、きたじまごうきさん。パステルで描かれた幻想的な宇宙の景色と、細かく描きこまれた遊び心たっぷりの画面に、夢中になっていると・・・、ラストにはびっくりする展開が待っています!それは、絵本を読んでのお楽しみ。
きたじまさんの一作目の絵本『とっておきのカレー』で出てきた宇宙人も、どこかに登場しているので、ぜひ探してみてくださいね。サービスエリアにはそのほかにも探して楽しめる秘密がたくさん。宇宙のごはんの味を想像したり、宇宙船と宇宙人の組み合わせを見つけたり。親子で、友達と、何度もじっくり眺めて楽しめる、スペースファンタジー絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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