ブルーの空から白いふうせんを「ふわわー」とさせに風が舞い降りてきます。 白い旗を「やさしく ぱたぱたぱた」 そして今度は「げんきに びゅるるーん」と風ぐるまを回して。 いくぞーという顔で突撃する風が、旗や風ぐるまを揺らす瞬間、気持ちよさそうな笑顔になるんです! 高いところから吹き降りてきた風はすごい勢いで「ぶおおー」!
2人の娘の父でもある新井洋行さんが、シンプルな言葉と、小さい本ながらダイナミックな画面で「風」を表現した絵本。 小さい文字は小さな声で、大きい文字は大きな声で読むと子どもたちは息をのんで画面を見つめ、首をすくめて「びっくりしたあ」と笑顔に。 これはおしゃべりがまだ出ない子から年長さんくらいまで幅広く楽しめそうです。 読み終えて本をとじても、体のどこかにまだ「風」が残っているような、自然なスケール感を感じられる絵本です。 『ひ ぼうぼう』『みず ちゃぽん』『つち どすん』と合わせてどうぞ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
かぜがふいてきたよ。やさしく、ふわわ〜。げんきに、びゅるるーん! 低いところをさーっとふいたり、高いところから、ぶおおー!とふいたり。 風の動きを肌で感じられる一冊。
青い色が好きな4歳の息子に読み聞かせましたが赤ちゃんから読み聞かせてあげれるステキな作品です。
文字は少なく色も5色くらいで描かれたふんわり優しい風・力強い風など小さな子供でもよくわかるように風が表現されている作品で気に入っています。
ただ4歳のお子さんにはお話しが短く感じるかと思います。
一人でも最後まで読めるのでうちの息子にはピッタリの絵本でした。
風の表情にも注目しながら楽しく読んでほしいです。 (若ゴボウさん 30代・ママ 男の子4歳)
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