マーシャ・ブラウンの絵は,本当に素晴らしい。
絵心は全然ない私ですが,木版画で描かれている「ちいさなヒッポ」では,水や空の色の美しさ,かばのお母さんの優しさと力強さが,本当によく表現されていると思いました。
そして,この絵本では,北欧民話の三匹のやぎとトロル(怪物)が迫力のある絵で描かれています。
三匹のやぎとそれを食べようとするトロル。特に最後のやぎがトロルに立ち向かう場面は,どんな困難をもはね返す力強さを感じさせます。
最初は,トロルが粉々にされる場面が少し残酷かなと思いましたが,子供は大喜びでした。
トロルのギョロリとした目。それに立ち向かうやぎの迫力。是非,お父さんが子供さんに読み聞かせてください。