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ヒラP21

その他の方・70代以上・千葉県

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自己紹介
子どもの通う小学校の読み聞かせをスタートに、絵本の世界に飛び込んだ私ですが、いつの間にか子どもは親離れ。
私だけが絵本の世界に残ってしまいました。
小学校、中学校での読み聞かせをベースに、障害者関連施設、高齢者福祉施設と新境地を開拓中です。

読み聞かせおすすめコーナー

公開

ヒラP21さんの声

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自信を持っておすすめしたい 母の思いは月まで届く   投稿日:2011/09/27
月へミルクをとりにいったねこ
月へミルクをとりにいったねこ 作: アルフレッド・スメードベルイ
絵: 垂石 眞子
訳: 菱木 晃子

出版社: 福音館書店
子育て中のお母さんネコがミルクに困って月にミルクを取りに出かけます。
いくら言っても月には届かない。
途中で豚やおんどりや子牛が仲間入りしますが、月は果てしなく遠い。
豚が去り、おんどりが去り、子牛もあきらめても、お母さんネコはあきらめません。
やがて月が沈んだ先に見つけた牧場。
なんてチャーミングなお話でしょうか。
木に登って月を取ろうとするお母さんの思いは、なんともすごさを感じさせます。
月の模様がミルク桶をもつ人間たち、その人間たちが優しくこちらを見つめているなんてなんて素敵なんでしょう。
低学年向きかもしれませんが、家族してなごみました。
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自信を持っておすすめしたい 国を越えた命のバトン   投稿日:2011/09/25
アハメドくんのいのちのリレー
アハメドくんのいのちのリレー 著: 鎌田 實
絵: 安藤 俊彦
訳: ピーター・バラカン

出版社: 集英社
紛争の絶えないパレスチナ自治区。
友人のパーティに向かう12歳の少年がイスラエル兵の誤射で命を落としました。
少年がおもちゃの銃を持っていたから間違えたのだと、目撃者の嘘が報道されました。
真実は分からない。
けれど、何の罪もない少年を殺してしまうことが、イスラエルとパレスチナの間では続いています。
この本は、殺された少年アハメドくんが脳死状態の時に、父親の決断で臓器移植されたことを基に、国を越えた命のバトンを描いています。
アハメドくんの心臓は、敵国であるイスラエルの12歳の少女に移植されたのです。
いがみ合う分離壁越しの命のバトンは心のバトンでもありました。
移植を受けた少女は、感謝と愛をもってアハメドくんを思い続けています。
アハメドくんの父親を第2の父親と思っています。
自身が捨て子だったという鎌田實さんは、自分の命は育ての親に拾われてつながったのだと感じています。
その感謝の気持ちが、新聞に掲載されたアハメドくんの記事を見て、書かずにいられなくなったのだといいます。
子供向けに書かれたこの本は絵本として、子どもたちへのメッセージとして平和の願いを訴えています。
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自信を持っておすすめしたい ピロスマニへの想い   投稿日:2011/09/25
大きな木の家 わたしのニコ・ピロスマニ
大きな木の家 わたしのニコ・ピロスマニ 作・絵: はらだ たけひで
出版社: 冨山房インターナショナル
放浪の画家ニコ・ピロスマニの伝記てきな絵本です。
作者はらださんのピロスマニへの思いが、ピロスマニの絵をモチーフにした絵も加え、ピロスマニ礼賛絵本に仕上がりにしています。
ピロスマニはグルジアの放浪画家。
絵で貧しい暮らしを支える画家でした。
内乱で翻弄され、人々から忘れられる時期もあったようですが、地についた素朴な絵が人々の共感を得たといいます。
ピロスマニのことはあまり知らない私ですが、この絵本ははらださんの詩画集としても制度が高いと思います。
絵を楽しみながら、ピロスマニに思いをはせる、そんな絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 見知らぬ世界の不安   投稿日:2011/09/24
とんことり
とんことり 作: 筒井 頼子
絵: 林 明子

出版社: 福音館書店
引っ越てきた新しい家でかなえちゃんは不安いっぱい。
そんなかなえちゃんの心に響いた「とんことり」。
誰だか、郵便受けに花を入れてくれます、手紙を入れてくれます、おりがみの人形を入れてくれます。
かなえちゃんの不安は少しずつ和らいでいきます。
引っ越し先で初めて知り合った不思議な女の子。
女の子も友だちがほしかった。
良く考えると意味ありげな背景を感じますが、まずは素直に話を受け取りましょう。
私自身が子ども時代に引っ越しを繰り返したので、かなえちゃんの気持ちはよくわかります。
「とんことり」。
多分普段は聞こえることもないと思っていたのですが、郵便受けの些細な音も気になってしまうのかな。
かなえちゃんの心が伝わってきて、しんみりほんのりさせられる絵本でした。
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自信を持っておすすめしたい 人形の心   投稿日:2011/09/24
くまのコールテンくん
くまのコールテンくん 作: ドン・フリーマン
訳: 松岡 享子

出版社: 偕成社
デパートのおもちゃ売り場で出会いを待っているクマのコールテンくん。
買い手がつかないままに残されていたら、女の子のリサに気に入ってもらえました。
お母さんにお願いしてもダメと言われたリサ。
そのときにズボンのボタンが取れていることを知らされたコールテン君。
コールテン君は、出会いを求めてズボンのボタンを捜し歩きますが、そんな必要はなかったようです。
自分のお小遣いで、お母さんに許してもらってコールテン君を買いに来たリサ。
リサにとって、衣服なんてどうでもよかったのです。
人形と女の子の心の通い合い。
子どもたちは、知らず知らずにこんなところから学んでいくのだろうな。
何故だかわからないけれど、この人が好き。
児童書にして、私は子どもの初恋以前を感じてしまいました。
見た目で子どもの「大好き」を取り上げてしまってはいけないですね。
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自信を持っておすすめしたい 息子のイチオシ絵本   投稿日:2011/09/24
かいじゅうたちのいるところ
かいじゅうたちのいるところ 作: モーリス・センダック
訳: じんぐう てるお

出版社: 冨山房
幼稚園の頃読んだ絵本の中で、息子が一番気に入っている絵本です。
その頃はまだ私の読み聞かせ有史以前。
息子に薦められて手にしたものの、このイマジネーションの世界は頭の固い自分には独特な世界でした。
お母さんとけんかして、ごはん抜きで寝室に閉じ込められたマックス。
そうしたら、寝室はマックスにとって冒険の世界に変わってしまいました。
すべては夢の中…。
そう言ってしまったら、子どものデリケートな世界には入っていけない作品です。
理屈抜きに絵を楽しんでいると、結構おもしろいなと思えてきました。
かいじゅうたちは、マックスにとって家族で会ったり、親戚であったり、自分にとって親しみのある人たちなのでしょう。
そんなかいじゅうの王様になるって素晴らしい。
空腹には勝てなかったけどね。

息子が私に薦めてくれてから10年近く経ってしまいました。
たまには、原点に帰って懐かしみたい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 穴から見上げたちょうちょ   投稿日:2011/09/23
あな
あな 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: 福音館書店
ひろしくんは淡々と穴を掘っています。
何のために穴を掘っているのでしょう。
いろんな人が覗き込みます。
不思議な話です。
子供向けでもあり、大人向けでもあり。
遊びのようでもあり、哲学のようでもあり。
表紙に描かれた、穴からのぞいた空。
和田誠さんは、穴の意味をそこに見つけたようです。
穴から見上げた空をちょうちょが一匹ひらひらと飛んでいきます。
自分で満足できる景色。
これは分かります。
「何のために山に登るのか」
「何のために旅に出るのか」
最初から答えがわかっていたら、山登りも旅も楽しみが半減するでしょう。
不思議ながら妙に納得してしまった作品です。
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自信を持っておすすめしたい シンデレラの陰に隠れて   投稿日:2011/09/23
灰かぶり
灰かぶり 作: グリム童話
絵: スベン・オットー
訳: 矢川 澄子

出版社: 評論社
『シンデレラ』と異母姉妹のようなお話です。
父親が再婚した継母とその娘たちに虐げられて、灰まみれの生活をおくる灰かぶり。
シンデレラという名に比べて、なんともくすんだ名前でしょう。
小鳥たちや、実母の力を借りて育った木に助けられ、舞踏会に参加して王子様の心を射止めます。
この話では、ガラスの靴の代わりに金の靴が登場。
金の靴のピッタリと合う娘を王子様が捜し歩く構図。
『シンデレラ』があまりにも有名なために、その輝きに対して少しマイナーな感じは否めませんが、オットーさんの清楚な絵が気品を持たせているような感じがします。
『シンデレラ』には、グリム童話とペローの作品があるのですが、『灰かぶり』はグリムの『シンデレラ』と同じかもしれません。

可哀そうな灰かぶりに対して、憎たらしい継母と娘たちですが、考えると娘たちも少し可哀そうな気もします。
金の靴のサイズに足を合わせるために、足の指を切ったりかかとを切ったりと大変な思いをするのに、報われることはありませんでした。
あげくにはとに目をつつかれて失明してしまいます。

悪いのは父親かもしれません。
再婚したら、なぜか実の娘につらくあたる父親。
私はこんな父親にはなりたくない。
ン?
我が家には娘も、病に伏せる奥さんもいませんでした。
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なかなかよいと思う 兄貴冥利につきる本   投稿日:2011/09/23
おにいちゃんは世界一
おにいちゃんは世界一 作: ウルフ・スタルク
絵: マティ・レップ
訳: 菱木 晃子

出版社: 徳間書店
邪険にされてもボクはお兄ちゃんが大好き。
そこまで慕われたら応えるのが兄貴だろう。
自分自身が長兄としてこそばゆい物語です。
お兄ちゃんの友だちの遊びの仲間に入れてもらって、気に縛り付けられたまま忘れられてしまっても、インディアンごっこがずっと続いていたのだと思う健気さに、私はこの兄貴へのちょっぴりとした怒りと、弟君のとてつもなく広い心に感動したのです。
私は決して、弟に崇められるような兄貴ではなかった。

とてもさわやかな一冊なのですが、ウルフ・スタルクの話にしては薄味な感じがしました。
やんちゃな弟のほうがスタルクらしくていいと思ったので、スタルクの作品として一つ減点です。
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自信を持っておすすめしたい 藤城清治さんの絵と作品がマッチしました   投稿日:2011/09/22
絵本 マボロシの鳥
絵本 マボロシの鳥 作: 太田 光
影絵・文: 藤城 清治

出版社: 講談社
なんといっても藤城清治さんの影絵が素晴らしい作品。
藤城さんの作品と知って迷わず手に取った絵本です。
太田光さんの原作は読んでいないのですが、作品としては洗練されていない感じ。
ただ、この絵本の原作として荒削りなところが、藤城さんのえの細かい切っ先とマッチしているのではないかと思います。
不思議なコラボレーションです。
不思議なマボロシの鳥を巡って魔人チカブーとタンガタの世界が交互する話。
理屈っぽかったり、強引なところもあるのですが、藤城さんのために書き下ろされた話のようにも思えるほど藤城さんの絵が素晴らしいのです。
ナットクの一冊です。
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