
カエルくんは考えます。 「シジミの顔はどこにある?」 「ミミズさんの顔はどこ?」 「空って、どこから空なの?」 「ぼくはぼくだけど、ネズミくんもぼくなんだ?」 ネズミくんといっしょに、カエルくんは考えます。 普段はあたりまえだと思っていることも、考え出すと深いのです。


かんがえこむカエルくんとネズミのお話
カエルくんは、枝に座って、いろんなことを考えています。ネズミくんもやってきて、一緒に考えます。「シジミの顔はどこ?」から考えがはじまり、いろんな虫たちの顔をのぞきこみます。すると、ミミズさんがやってきました。「ミミズに顔はあるの?」とカエルくんとネズミくんはまた考え込みます……「かお」のほか、「そら」「ぼく」の3編で展開。コマ割り絵本とも呼べる斬新さで、ゆっくり笑え、そして考えさせられることでしょう。

考えるということを最近私は、なにかをやりながらしています。それは、時間がないからだったり、たいしたことを考えていないためだったりします。
でも、カエルくんは、考えるためだけに考えていて、その時は考えることだけをしているんですよね。なんという豊かな時間の過ごし方でしょうか。
カエルくんの考えていることは、みんな自分の身近なこと。背伸びしなくても、高望みしなくても身の回りには考えるに値することが沢山あるのですね。
そして、カエルくんの考えを深めてくれるのが、友だちのねずみくん。ねずみくんがいるから、いろんな考えになり、ネズミくんがいるから、きみとぼくの関係もわかる。
子供と一緒に考える時間を大切にしたいな、と、気づかせてくれた絵本です。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳)
|