○あらすじ
わかくてつよくてすばらしく大きなだちょうのエルフは、草原にすむ動物の子どもたちの人気者でした。
ところが、ある日、子どもたちをまもるためにライオンとたたかって、たいせつな片足をなくしてしまいます。
はじめのうちこそみんなしんぱいして、食べ物をとどけてくれたりしましたが、日がたつにつれてなんとなくわすれられていき、エルフはひとりぼっちになりました。
そんなとき、こんどはくろひょうがおそってきたのです。
エルフは、にげおくれた子どもたちをせなかにのせると、さいごの力をふりしぼり、くろひょうにたたかいをいどみました。
そして・・・。
○編集部より
アフリカの草原にたつ1本の木の写真からイメージされたという、動物たちの世界。そのなかに生きるエルフとなかまたちの物語が、うすい茶と黒を基調にした木版画で、生き生きと力強くえがかれ、ほんとうのやさしさとは何かをうったえかけてきます。刊行とともに多くの人の共感をよびました。
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