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七夕の日、天までのびたナスの木をのぼっていくと、雲の上には雷様ときれいな娘。 雷雨をふらす手伝いをして大興奮した息子は、調子にのりすぎ、 つい雲をふみはずしてしまいます。力強い絵で描くこっけい話。
正直申せば、この絵本を読むまで『くわばらくわばら』が雷よけのおまじないとは知らないでいた私です。
語源にはいろいろあるようですが、雷は桑には落ちないらしいです。
この絵本は奇想天外なお話。途中で『ジャックと豆の木』を思い起こしてしまいましたが、ナスの苗が天に届くとか、むすこがナスの木を登って行ったら雷神様がいたとか、登って行った息子も調子に乗って雷雨の手伝い、お笑い活劇で楽しく読ませていただきました。
飯野さんの絵がまた迫力満点。
子どもに間違いなくウケル絵本です。
ただ、どうしててのひらむかしばなしなのか判らない。これでは大勢を前にできないではありませんか。
大型絵本でも間違いなくヒットですが、せめて普通版サイズで再刊していただければ、購入者第一号になりたいと思います。
(ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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