えっさ ほいさ おもい おいも
えっさ ほいさ おもい おいも
重ーいお芋を運んでいたら……ぷっ。
だれか、おならしたのかな?
またまた、えっさほいさと運んでいたら……ぷっ、すーう。
運んでいた動物たちのひとりが、言います。
「だっておいもがすごーく重いから、ついおならが出ちゃうんだよ。おいもが重すぎるんだよ!」
すると、どこからか、めそめそ、しくしく泣き声が聞こえてきて……?
さあ、泣いていたのはだーれだ?
ここはタネあかしせず読んでもらいたいところなのですが、
ヒントは、おいもがとってもチャーミングで美人な(……に見える)こと!
言葉遊びのような「おもい」「おいも」の「おもい」がわかる!
木坂涼さんのおおらかな言葉のリズムと、どうなつみさんのやさしいタッチのイラストが愛らしい。
最後は、ほくほくのお芋を食べて、みんな笑顔になります。
で、最後はやっぱり……「だれか、……した?」
収穫の秋にぴったり。
お芋を食べる幸せいっぱいの絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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